肺がん手術告白の陣内孝則、後輩俳優に“反骨心”むき出し「ここからのし上がっていきたい」

0

2024年06月27日 19:49  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

後輩俳優に“反骨心”むき出しにした陣内孝則(C)ORICON NewS inc.
 俳優の陣内孝則が27日、都内で行われた『WOWOW×テレビ東京 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season2』(29日午後10時から放送・配信開始)の完成披露試写会に登壇した。

【全身ショット】ブラックスーツをスタイリッシュに着こなした陣内孝則

 冒頭のあいさつから「本日はお足もとのちょうどいい中、お越しいただきありがとうございます」と小ボケを繰り出し、「WOWOWさんのお陰で生活も安定してきました。世の中には漢字をまったく別の形で読むことがあります。本気と書いてマジ、運命と書いてさだめ。私は感謝と書いてWOWOWと読みます」と続けて笑わせる。

 さらに共演した市原隼人と淵上泰史を見やり、「今ベクトルが上を向いている彼らを踏み台にして、ここからのし上がっていきたい」と力強く宣言。その言葉通り、自身の後に話を振られる淵上を圧倒するほどの熱量でトークを展開し、市原の言い間違いを即座に指摘するなど、“愛のムチ”をしならせ続けた。

 その後も「60代の俳優としては伸びしろがあると言われている」と自己分析し、「作品がいいときは役者がいい。悪いときは監督が悪いので、それを念頭に見てください」と呼びかけるなど、“舌”好調ぶりを存分にアピールした。

 しかし、作品にちなみ「嘘をついた・つかれた経験」を聞かれると、「実はこの作品を撮る前に肺がんの手術をしまして…。ドラマを降りるかっていう話をしていたんです」と明かし、「先生からはステージ2Aです、と。だから、手術して1週間自宅療養をすれば、次の日から仕事に行っていいと言われたんですよ」と振り返った。

 続けて「ちょうどその頃にバンドのメンバーからイベントに出てくれと連絡が来たんですが、ちょっとそういう状況じゃないんだと話した」と言い、「誰にも言わないでくれって念押したんですが、1週間もしないうちに先輩から連絡が来て、全員知っていると。博多の男に頼みごとはダメだと知った」と憤りながら、術後は良好で撮影中も順調に進行したと言い、「なんなら術前より元気なくらいですよ」と豪快に笑った。

 試写会にはこのほか、波多野貴文監督も登壇した。

 本作は、WOWOWとテレ東の初共同製作となったドラマ『テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』の続編。近年ネットの普及と共に拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにしたクライムエンターテインメントを描く。

 『Season1』では、向井理が法では裁けない相手ばかりを狙う“詐欺師K”の顔を持つ警察官・多家良啓介を演じたが、今作では市原が巨大詐欺組織「ライドクリーン」を食らう詐欺師・田胡悠人を演じる。

 向井、内田理央、荒川良々、結木滉星、橋本じゅん、伊藤淳史ら『Season1』のキャスト陣に加え、今作から謎のサロンを主宰する詐欺師・海藤周役の陣内、「ライドクリーン」の代表・木崎竜一役の淵上らが参加する。
    ニュース設定