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NGT48の真下華穂(24)が30日の卒業公演(新潟市・NGT48劇場)でグループを卒業し、芸能界を引退する。18年に2期生として加入してから6年、野球をはじめとするスポーツ好きを前面に出すなど、個性を発揮してグループのファン層を広げてきた。NGT、そして新潟で過ごした年月とアイドル活動を振り返った。【取材、構成=斎藤慎一郎】
◇ ◇ ◇
−卒業まであと2日
「6月に入ってから卒業を実感しました。卒業公演は私にもファンの方にも思い入れのある曲を披露します。あの時こうだったな、と共感しあえるように。メンバーにとってもなじみのある曲を選びました」
−メンバーに言われていることは
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「『来月はいないんだね』って。メンバーは自分の目標に突き進むタイプが多いと思っていたんです。だから卒業も結構割り切るのかな、と。でも、みんな『寂しい』って言ってくれて。私は愛情をもらっていたんですね」
−印象的な出来事は
「(21年10月30日の)朱鷺メッセでのNGTの単独コンサートと荻野由佳さんの卒業コンサート。『真下華穂』と名前がついている衣装を初めてもらって、アイドルになって良かったって(笑い)。MBSラジオの深夜番組『オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜』に3年間出演したことも大きかったです。公演後、夜の新幹線で東京に行って、翌日は朝イチの新幹線で新潟に戻って。でも、苦じゃなかった」
−スポーツ関連の仕事については
「グループの中で何かを示したかった。そのために好きな野球を強調しようと。公言し続けたことでコラムの連載が始まって、オイシックスさんのアンバサダーになれました。3月にはジャイアンツ球場での巨人とオイシックスの試合で始球式もできました。新潟でスポーツに関われたことはすごく幸せでした」
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−卒業を決めてから意識していたことは
「昨年の春に卒業を決めてからは後輩に何かを残せたらと思っていました。嫌われてもいいから、人として必要だと思うことを言葉で伝えました。怒ってばかりの先輩だったかも(笑い)。でも、誰かが言わないと。成長してもらいたいですし」
−今後は
「芸能界を引退して、社会人としてお仕事をします。もともと自立したいという気持ちが強かったんです。アイドルではない自分にどんなことができるのか楽しみです。この人がいたら安心だな、と思ってもらえる社会人になりたい」
−新潟での生活は
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「友だちも知り合いもいない土地だったけど、優しい方ばかりだったし、過ごしやすいし。新潟に来て本当によかったです」
−NGTとは
「スタート地点です。アイドルとしてスタートし、夢をかなえてくれて。そこから始まって、今度はこういうことをしたい、こんな人になりたいと思わせてくれて。活動に後悔はないです。卒業公演も泣かないと思います(笑い)」
◆真下華穂(ましも・かほ)1999年(平11)11月8日生まれ、静岡県出身。18年6月にNGT48の2期生として加入。20年に正規メンバーに昇格。21年6月発売の6枚目シングル「Awesome」で初の16人選抜入り。23年からオイシックス新潟アルビレックスBCの球団アンバサダーを務めた。特技はゆっくり目玉リレーとブラインドタッチ(ワープロ検定全商1級)。趣味はアニメ鑑賞、野球観戦。血液型A。
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