東海 静岡県に線状降水帯発生中 災害発生の危険度が高まる 午後は更に雨量が増える

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2024年06月28日 12:26  日本気象協会

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日本気象協会

東海 静岡県に線状降水帯発生中 災害発生の危険度が高まる 午後は更に雨量が増える

今日28日11時30分現在、静岡県では、線状降水帯による非常に激しい雨が降り続いています。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。



●静岡県では災害発生の危険度が急激に高まる


静岡県では、線状降水帯による非常に激しい雨が降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。
午前11時20分までの24時間降水量は、静岡県の森町三倉や藤枝市の高根山で200ミリを超えています。雨雲レーダーを活用したり、土砂災害や浸水害、洪水害に関しては、気象庁のHPにある「キキクル(危険度分布)」で、最新の気象情報を確認するようにしてください。

梅雨前線が西日本から東海地方沿岸にのび、前線の活動が非常に活発となっています。明日29日明け方にかけて雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、雨量は更に増える恐れがあります。


●予想される1時間降水量


この後も、活発な雨雲が同じ場所に停滞する恐れがあります。明日29日明け方まで、雨の降り方に注意、警戒が必要です。予想される1時間降水量は多い所で40ミリ〜50ミリです。局地的に、雷を伴ってバケツをひっくり返したような激しい雨や、滝のような非常に激しい雨の恐れがあります。


●静岡県で更に雨量が急増する恐れ


図は、今日28日正午から今夜日付が変わる頃にかけての、予想12時間降水量です。静岡県のほとんどの地域では、黄色で示される50ミリ〜100ミリの雨が予想されます。また、静岡県の山地では、たった半日で100ミリ〜200ミリの大雨が予想されます。この後、更に雨量が急増する恐れがあります。
自治体からの避難の情報に注意し、早めの安全確保を心がけるようにしてください。


●週間天気 来週は雨の日が多くなりそう


【土日の天気】
明日29日は、明け方から朝までに雨はやむ所が多いでしょう。梅雨前線が東海地方から一旦離れるため、日中は晴れ間が戻りそうです。雨がやんだ後も、しばらくは危険な場所には近づかないようにしてください。30日(日)は、梅雨前線が日本海にのびるため、雨の降りやすい天気となる見込みです。

来週は、傘マークの日が増えてきましたが、今の時期は予報が変わりやすい時期です。前線の位置や活動の程度によって、雨のエリアが変わったり大雨になることもあるため、常に最新の天気予報を確認するようにしてください。


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