黒沢清監督最新作『Chime』8月2日より劇場上映決定

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2024年06月28日 16:01  cinemacafe.net

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『Chime』(c)2023 Roadstead
黒沢清監督が手掛けた中編作品『Chime』が8月2日(金)より劇場上映されることが決定した。

本作は、メディア配信プラットフォーム・Roadsteadオリジナル作品第一弾として「自由に作品を制作してほしい」というオーダーからつくられた黒沢監督の初の中編作品。Roadsteadで限定販売された本作が、この度劇場公開される。

「映画の中の三大怖いものを詰め込んだ」という本作は、今年の第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に出品され場内ではスタンディングオベーションを浴び、話題を呼んだ。

世界的に注目を集めることになった『CURE キュア』(1997)をはじめ、黒沢監督の初期作品である『カリスマ』『蛇の道』『蜘蛛の瞳』の原点を彷彿とさせる現代の“いびつ”さが全編にわたって描かれている。

料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。ある日、レッスン中に生徒の1人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。

主演は、名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた吉岡睦雄。黒沢監督作の初主演を飾る。チャイムとは何なのか、どこから聞こえてくるのか、人を狂わせるサインなのか…。説明過多にならないことで恐怖のその先を想像させ、観客は例えようのない恐怖に包み込まれる。

ホラーでもサスペンスでもない、どのジャンルにも属さないながら極めて純度の高い“黒沢清”監督特有の恐怖を描く本作。大きな注目が集まる。

なお本作は、東京東にある唯一のミニシアター「Stranger」が初の配給作品として手掛ける。

『Chime』は8月2日(金)よりStrangerほか全国にて順次公開。




(シネマカフェ編集部)
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