2024年上半期「坂道グループ」 卒業、世代交代、選抜制導入…半年間のトピックを振り返る

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2024年06月30日 10:10  クランクイン!

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「坂道グループ」のキャプテン(左から)櫻坂46・松田里奈、乃木坂46・梅澤美波、日向坂46・佐々木久美  クランクイン!
 2024年も上半期が終わり、折り返し地点を迎える。約半年、世の中はめまぐるしく変化していたが、乃木坂46、櫻坂46、日向坂46からなる「坂道グループ」も例外ではなかった。メンバーの卒業、世代交代、初の選抜制導入…。さまざまなキーワードが浮かんだ坂道グループの2024年上半期を振り返る。

【写真】卒業、世代交代、選抜制導入…2024年上半期「坂道グループ」を写真で振り返る

■卒業ラッシュを経て、まだ見ぬ“6期生”の期待も高まる乃木坂46

 昨年あった1期生と2期生の卒業を受けて、3〜5期生のみの体制で初の年明けを迎えた乃木坂46。1月に開催した「34thSGアンダーライブ」を皮切りにステージを精力的に展開する一方、メンバーの相次ぐ卒業発表に、一部ファンの間では“卒業ラッシュ”との声も上がった。

 2月には、3期生の山下美月が35thシングル「チャンスは平等」の活動をもっての卒業を発表。同シングルの表題曲センターを務め、5月に開催した2日間に及んだ東京ドーム公演「乃木坂46 山下美月 卒業コンサート」で有終の美を飾った。

 山下のラストステージが開催された直後、3期生の阪口珠美、4期生の清宮レイが相次いで卒業を発表したのも話題を集めた。ともに7月をめどに卒業を予定しており、同月の配信公演「35thシングル『チャンスは平等』発売記念ミニライブ」では2人の卒業セレモニーが行われる。

 歴史を築いてきたメンバーの卒業が目立つ中、2月には、6期生オーディション開始も注目された。グループ史上初の春・夏に分かれての募集となり、6月28日から夏のオーディションもスタートした。

 新メンバーの加入でグループ初の後輩ができる5期生の動きも加速し、2月には5期生初の写真集『あの頃、乃木坂にいた』(マガジンハウス)を発売、4月にはグループ伝統の舞台『乃木坂46"5期生"版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』で好演した。

 グループ全体でも力を合わせ、3月のデビュー12周年公演「12th YEAR BIRTHDAY LIVE」では4日間で123曲を披露する彩り豊かなステージを展開。6月には史上初の4〜5期生のみで行われたアンダーライブ「35thSGアンダーライブ」が成功を収め、同月には、約5年ぶりの香港公演「乃木坂46単独香港ライブ」で現地初のグループ単独公演を実現した。

 大きな変化を受けて、7月からは毎夏恒例の「真夏の全国ツアー2024」がスタート。5年ぶりのドームツアーとして、大阪、愛知、東京を巡る計7公演で3〜5期のメンバーが一致団結する。

■初の表題曲センターを射止めた山下瞳月ら三期生が躍進の櫻坂46

 鬼気迫るパフォーマンスでファン“Buddies”を魅了する櫻坂46は、7thシングル「承認欲求」のBACKSメンバーによる1月の公演「7th Single BACKS LIVE!!」を皮切りに活動をスタート。世代交代の流れが加速した。

 同月31日〜2月1日には「櫻坂46 小林由依 卒業コンサート」をもって、一期生の小林由依がグループを卒業。一期生が上村莉菜、小池美波、齋藤冬優花の3人になったのを受けて、ファンが寂しさを募らせた。

 しかし、寂しさだけではない。3月に福岡、大阪、愛知、神奈川で計8公演を巡った全国ツアー「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-」の追加公演となった東京ドーム公演で、昨年10月より活動休止していた小池がステージに本格復帰し、元気な姿を見せるとファンは安堵した。

 ステージの一方で、上半期にはシングル2作品を精力的にリリースした。2月リリースの8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」では、グループ初となる一期生不在の表題曲で三期生の的野美青が自身初の選抜メンバーに抜てき。6月リリースの9thシングル「自業自得」では、三期生の村山美羽が初の選抜メンバーに、山下瞳月が同期初の表題曲センターに選ばれ、相次ぐ三期生の躍進に期待する声が目立った。

 変化の著しいグループは形もさまざまにパフォーマンスを磨き上げ、5月には8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」のBACKSメンバーによる「8th Single BACKS LIVE!!」を開催。前述の櫻坂46にとって約2年ぶり2回目となった東京ドーム公演は、2日間で11万人を動員し、圧巻のステージを見せた。大型音楽フェスにも相次いで出演し、4月には「JAPAN JAM 2024」で躍動、8月、9月には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA」のステージも控える。

 8月には9thシングル「自業自得」のBACKSメンバーによる3日間の「9th Single BACKS LIVE!!」、9月には三期生11名による2日間の「三期生ライブ」を開催。11月には、千葉・ZOZOマリンスタジアムでの4周年記念ライブ「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」も控え、ステージの勢いはとどまらない。

■グループ初の選抜制導入、アンダー誕生で驚かせた日向坂46

 櫻坂46と同様に、一期生の卒業が注目された日向坂46。11thシングル「君はハニーデュー」を境にした選抜制導入、アンダー“ひなた坂46”の誕生はグループの分岐点となり、新たな変化も生まれた。

 1月には、一期生の齊藤京子が卒業を発表して話題に。4月に神奈川・横浜スタジアムで開催した卒業公演「齊藤京子卒業コンサート」では、グループのルーツとなった“欅坂46”の楽曲も取り入れた齊藤考案のセットリストも大きく注目された。

 同じく一期生の高本彩花は、3月に11thシングル「君はハニーデュー」の活動をもっての卒業を発表。決意を伝えたブログでは「夢のような8年間を過ごすことができました」とつづり、グループでの歩みを回想した。

 一方、2月にはグループの大きな変化に衝撃が走った。5月にリリースした11thシングル「君はハニーデュー」から選抜制を導入し、正源司陽子が四期生初の表題曲センターを務めると発表。「齊藤京子卒業コンサート」に続く、4月のデビュー5周年公演「5回目のひな誕祭」では、アンダーの名称が“ひなた坂46”になるとサプライズで発表し、ファンを驚かせた。

 3月〜5月にかけては、前進の“けやき坂46”からの歴史をたどるグループ初の展覧会『日向坂46展「WE R!」』を開催。「君はハニーデュー」のMVでは、けやき坂46の楽曲「期待していない自分」のMVで使われたロケ地で現メンバーが撮影し、原点回帰の流れもみられた。

 グループは決意も新たに、7月にはアンダーメンバーによる「11th Single ひなた坂46 LIVE」、8月には四期生11名による「四期生ライブ」を開催。6月には46時間生配信番組「ひなたフェス開催決定記念!日向坂46時間TV〜全国おひさま化計画〜」で団結力を高め、9月には、グループ“ゆかりの地”宮崎・ひなた宮崎県総合運動公園 ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われる「ひなたフェス2024」の2日間に臨む。(文:カネコシュウヘイ)

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