北陸 3日にかけて警報級大雨 短時間で7月1カ月分を超える雨量 災害リスク高まる

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2024年06月30日 12:32  日本気象協会

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日本気象協会

北陸 3日にかけて警報級大雨 短時間で7月1カ月分を超える雨量 災害リスク高まる

このあと、北陸地方では3日頃にかけて、断続的に激しい雨や雷雨となり、大雨となる所があるでしょう。低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、総降水量は平年の7月1カ月分を超えて、土砂災害などの災害リスクが急激に高まる所もあるでしょう。令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があります。雨の降り方や気象台・各自治体から発表される情報に十分注意し安全な場所に身を置いてお過ごし下さい。



●短い期間で平年の7月1カ月を超える災害レベルの大雨に警戒


図の棒グラフの網掛けの緑色は、福井・金沢・富山・新潟4都市の7月1カ月分の平年降水量を示しており、概ね220〜240ミリ前後となっています。

一方、7月3日6時迄に予想される72時間降水量は、多い所で福井県で400ミリ、石川県で370ミリ、富山県と新潟県で320ミリと予想されています。これだけの雨が短時間で降ると、土砂災害などの災害リスクが急激に高まるでしょう。少しでも命が助かる確率の高い場所に身を置いて安全に過ごすようにして下さい。


●発達する低気圧の影響 1日明け方まで能登は高波 佐渡は暴風にも警戒


前線を伴った低気圧が、7月1日にかけて発達しながら日本海を東北東に進む見込みです。石川県や新潟県では海上を中心に強い風が吹くでしょう。能登では30日夕方から1日明け方までしけとなる所がありそうです。また、佐渡の陸上では暴風となる可能性もあり警戒して下さい。


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