事務所業務停止の酒井若菜、アービングへの所属を発表「この半年、とても。苦しかったです」

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2024年07月01日 12:58  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

酒井若菜(2022年9月撮影)

酒井若菜(43)が1日、インスタグラムを更新。「この度、芸能事務所アービングに所属することになりました」と、橋本マナミ(39)奈緒(29)らが所属のアービング入りを報告した。


4月3日に当時の所属事務所エーチームが3月31日をもって芸能関係業務を休止したことを受けて「酒井若菜も退所の運びとなりましたことをご報告させていただきます」と、15年所属した同事務所からの退所を報告していた。


酒井は「半年ほど前、前事務所の芸能業務休止の噂を聞いたとき、真っ先に思い浮かんだ移籍先はアービングでした。この世界に長いこといれば、いい時期もそうじゃない時期もある、ということは知っています。うまくいかない時期にこそ信頼関係が深まるような人と仕事がしたい、そう思っていた私が最初に思いついたのがアービングだったのです」と、アービングを移籍先として意識していたとつづった。


そして「理由は、スタッフの所属者に対する愛情深さを、以前より耳にしていたからです。ずっと頭の片隅に『なにかあったらそんな思いやりのある事務所に入ってみたいな』と思っていました。そして実際に『なにか』(芸能業務休止)が起こってしまったわけです」とアービングを意識した理由を説明。「そうは言っても、アービングには知り合いがいませんでした。この期間は、アービングの関係者を探し続けた半年、といっても過言ではありません。もっと早く見つからなかったのか、と思われるかもしれませんが、見つかりませんでした」と、つてがなかったためアービング入りを自ら希望し、模索した半年だったと明かした。


「現実と向き合う中で、様々な選択を模索しはじめました。その過程には、傷口に塩を塗られるような激痛や屈辱を伴うことも多くありました。しかし一方で、先輩、友人、後輩が、私がこの世界を諦めないよう、尽力してくださいました。ファンの皆さまからの応援も大きな私の支えになっていました。多くのかたに背中を押していただき、とことん頑張ってみたけれど、それでもどうしても、チーフマネージャーが見つからない。全てを諦めかけたとき、知人の知人に『アービングに1人知ってる人がいる』と仰っているかたがいることを聞きました」と、1人つてがありアービング入りが実現したと明かした。


酒井は「自分の希望を声に出して、1人でも多くの人に伝え続けることの大切さを学びました。この半年、つらかったです、とても。苦しかったです、とても。悔しかったです、とても。うまく呼吸ができなくなるくらい。『腐るな、負けるな、自分を裏切るな』と自分に言い聞かせ続けました。そして念願叶ってのアービング所属。最後の最後に繋がりを見つけ、駆け込んだ結果、第一希望が叶いました」と希望が叶った喜びをつづった。


そして「いまはこう思います。『どんなに尊厳を奪われ、どんなにプライドを傷つけられようとも、誰にも私の魂を穢すことはできなかった』と。私はちゃんと向き合った。ズルをしなかった。誰をも欺かなかった。そんな自分を誇りに思います」と自分自身に胸を張った。「ただで起き上がるわけにはいかないので、この半年、実体験を基にした様々な感情表現を手に入れられるよう努めてきました。私はいま、何かを我慢している役なら、日本で一番うまく演じられると思います。おかげさまで、この7月で芸歴が29年目に入りました。これからも、俳優として硬派に、社会人として柔軟に、そして人間として誠実に、生きていきます」と忍耐を演じられる役を求めた。


以下、報告文全文


ご報告です。


この度、芸能事務所アービングに所属することになりました。


半年ほど前、前事務所の芸能業務休止の噂を聞いたとき、真っ先に思い浮かんだ移籍先はアービングでした。


この世界に長いこといれば、いい時期もそうじゃない時期もある、ということは知っています。


うまくいかない時期にこそ信頼関係が深まるような人と仕事がしたい、そう思っていた私が最初に思いついたのがアービングだったのです。


理由は、スタッフの所属者に対する愛情深さを、以前より耳にしていたからです。


ずっと頭の片隅に「なにかあったらそんな思いやりのある事務所に入ってみたいな」と思っていました。


そして実際に「なにか」(芸能業務休止)が起こってしまったわけです。


そうは言っても、アービングには知り合いがいませんでした。


この期間は、アービングの関係者を探し続けた半年、といっても過言ではありません。


もっと早く見つからなかったのか、と思われるかもしれませんが、見つかりませんでした。


現実と向き合う中で、様々な選択を模索しはじめました。


その過程には、傷口に塩を塗られるような激痛や屈辱を伴うことも多くありました。


しかし一方で、先輩、友人、後輩が、私がこの世界を諦めないよう、尽力してくださいました。


ファンの皆さまからの応援も大きな私の支えになっていました。


多くのかたに背中を押していただき、とことん頑張ってみたけれど、それでもどうしても、チーフマネージャーが見つからない。


全てを諦めかけたとき、知人の知人に「アービングに1人知ってる人がいる」と仰っているかたがいることを聞きました。


自分の希望を声に出して、1人でも多くの人に伝え続けることの大切さを学びました。


この半年、


つらかったです、とても。


苦しかったです、とても。


悔しかったです、とても。


うまく呼吸ができなくなるくらい。


「腐るな、負けるな、自分を裏切るな」と自分に言い聞かせ続けました。


そして念願叶ってのアービング所属。


最後の最後に繋がりを見つけ、駆け込んだ結果、第一希望が叶いました。


いまはこう思います。


「どんなに尊厳を奪われ、どんなにプライドを傷つけられようとも、誰にも私の魂を穢すことはできなかった」と。


私はちゃんと向き合った。


ズルをしなかった。


誰をも欺かなかった。


そんな自分を誇りに思います。


ただで起き上がるわけにはいかないので、この半年、実体験を基にした様々な感情表現を手に入れられるよう努めてきました。


私はいま、何かを我慢している役なら、日本で一番うまく演じられると思います。


おかげさまで、この7月で芸歴が29年目に入りました。


これからも、俳優として硬派に、社会人として柔軟に、そして人間として誠実に、生きていきます。


引き続き、応援のほどよろしくお願い致します。


2024.7.1


酒井若菜

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