テリー・ライリー“In C”誕生60周年を記念して清⽔寺で奉納演奏。蓮沼執太ら約50人が参加

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2024年07月01日 13:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

音楽イベント『In C-60th Birthday Full Moon Celebration at Kyoto Kiyomizu-dera Temple, July 21, 2024〜「In C」誕生60年を祝う奉納演奏 〜』が7月21日に京都・⾳⽻⼭ 清⽔寺 本堂舞台で開催される。

1964年に初演されたテリー・ライリーの楽曲“In C”。2009年にニューヨークのカーネギーホールで行なわれた演奏会をもって「この曲の演奏からの引退」を決めていたというテリー・ライリーだが、“In C”の「60歳の誕生日をお祝いしたい」という本人の希望により今回のイベントが実現した。

満月になるという当日はテリー・ライリーに加え、SARA(宮本沙羅)、梅津和時、永田砂知子、大野由美子(Buffalo Daughter)、ヨシダダイキチ、蓮沼執太、AYAら約50人の演奏家が参加。作曲者本人が参加するのは15年ぶりとなる。

チケットは7月6日12:00から販売開始。また“In C”誕生60周年を記念して、テリー・ライリーが新たに書き下ろした手書き譜面をあしらったTシャツ、ステッカー、トートバッグなど限定グッズが販売される。

【テリー・ライリーのコメント】
「In C」の曲(一部)が私の中に降りてきたのは、1964年の或る夜。その瞬間、私はバスに乗っていました。サンフランシスコのゴールドストリートにあるサルーンでラグタイム・ピアノを弾くピアノ弾きとして生計を立てていたのです。

この曲は、まさに世界がその出現を待ち望んでいたイヴェントであったかの如く、非常に有名になり長年にわたって世界中で数えきれないほど演奏されてきました。

2024年の今日、私は、今年60周年を迎えた「In C」を上演し、お祝いをしたいと思いつきました。言うなれば「歳をとった女の子」へのお誕生会です 。

どの場所が良いだろうかと思案した結果、京都が良いだろうと思いました。街が纏うスピリチュアルな雰囲気は、「In C」という楽曲が狙う意図にも一致します。

多くの演奏家に参加いただくことで、宇宙に捧げる歴史的な祝祭になるであろうと、胸を躍らせています。

素晴らしく、そして京都にあって非常に重要な寺院・清水寺は、この祝祭にうってつけの場所でしょう。仮に雨に降られたとしても、それから守ってくれさえもします。

2009年に行った、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏の後、私はこの「In C」を演奏することからリタイアしていました。ですが、私は喜んでこの京都での祝祭を例外とするつもりです。

このアイディアを実行に移してくれ、実現させるために助けてくれた全ての人に、特に清水寺の大西英玄氏、中村周市氏と宮本端氏に感謝を。最後に「In C」の60周年を祝うために駆け付けてくれた全ての演奏家の皆さんに感謝を。

2024年6月 テリー・ライリー

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