成田凌×中村映里子×森田剛、台湾ロケで贈る『雨の中の慾情』2つの世界観のビジュアル&特報解禁

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2024年07月02日 08:01  cinemacafe.net

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『雨の中の慾情』ティザービジュアル ©2024 「雨の中の慾情」製作委員会
成田凌、中村映里子、森田剛の共演で、「ガンニバル」『さがす』片山慎三監督が描き出す映画『雨の中の慾情』から、世界観の異なる2種のティザービジュアル、ほぼ全編台湾にてオールロケを敢行した特報映像が解禁となった。

主演の成田さんが演じるのは、貧しい北町に住む売れない漫画家・義男。

森田さん演じる自称小説家の伊守とともに、引っ越しの手伝いに駆り出された先で中村さん演じる福子に出会う。

離婚したばかりで、艶めかしい魅力をたたえた福子をひと目見た瞬間、取り憑かれたかのように心を奪われた義男は、一心不乱に福子の美しい肢体を描きあげる。

「触るんじゃなくて描くんですね」と、義男に告げる福子。そして、義男の秘めた想いを静かに暴く伊守。「大体手に入らないんだよ、欲しいものは」と、天を仰ぎ見る義男。

出会ってしまった2人の男と1人の女。切なくも激しい性愛と情愛が交わる先には、常識を越えた数奇なラブストーリーの世界が観る者を翻弄する。

解禁となった2種のティザービジュアルは、大きく異なった雰囲気を纏っており、片山監督が本作で創出した独創性溢れる世界観を味わえるものに。

成田さん演じる義男だけが虚ろな表情で正面を見つめるビジュアルAは、森田さん演じる伊守、中村さん演じる福子のおぼろげな表情が印象的。3人がそれぞれ見つめる先にあるものとは…?

また、雨の中に佇む2人の男女が描かれたビジュアルBは、いまにも降りしきる豪雨の音が響いてきそうな臨場感があり、切なさと切迫した気持ちが入り交じる奇妙な感情が沸き起こるデザインとなっている。

本作は2023年3月に劇中のほとんどのシーンを台湾にて撮影。昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市にてオールロケを敢行した情緒溢れる映像世界も、本作の大きな魅力の1つ。

撮影監督は池田直矢(「ガンニバル」『さがす』『エゴイスト』『死刑にいたる病』)、人物造形&衣裳デザインは柘植伊佐夫(『岸辺露伴は動かない』『翔んで埼玉』シリーズ)、音響は井上奈津子(『ゴジラ-1.0』)、美術・質感師(エイジング)は陳新發(『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』)ら、日本&台湾の一流スタッフが各々の才を持ち寄り、片山監督のもと唯一無二の映像世界を構築した。

原作は、2024年に欧州最大規模の漫画祭であるフランス・アングレーム国際漫画祭で歴史に残すべき作品に授与される「PRIX DU PATRIMOINE(遺産賞)」にノミネートされた、つげ義春ならではのシュルレアリスム作品「雨の中の慾情」。この異端作をベースに、片山監督が独創性溢れる数奇なラブストーリーを紡ぎ出した。

『雨の中の慾情』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)
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