「ある時点で接戦が起きるのは必然」レッドブルF1代表は接触したフェルスタッペンを擁護、今後も争いは続くと予想

0

2024年07月02日 17:30  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2024年F1第11戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&ランド・ノリス(マクラーレン)
 レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は、第11戦オーストリアGP終盤のランド・ノリス(マクラーレン)とのバトルにおけるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の行動と、自チームの戦略、およびレース運営を擁護した。

 フェルスタッペンは第2スティントの終わりまでこのレースでの勝利を確信していたようだ。しかしその後、ピットストップで左のリヤタイヤが外れないトラブルがあり、アウトラップではミスをした。

 ホーナーは、フェルスタッペンとノリスの衝突について、次のように説明した。

「マックスはタフなレーサーだと思うし、彼らもそのことを知っている。ランドは昨日(土曜日)の埋め合わせをしようとしていたと思う。おそらく数レースの間、この高まりを見ることになるのは必然だった。ある時点で、ふたりの間で接戦が起きるはずだった」

 またふたりのドライバーの人間関係は、この一件の影響を受けないと擁護した。

「彼らは明日はパデルをプレーしないかもしれないが、きっと話し合いをするだろう。彼らはふたりともタフなレーサーで、物事をオープンに話し合うだろう。その点については疑いの余地はない。ドライバー間の関係はグリッドの上下で変わる。最終的には尊敬の気持ちがあること、それが一番大切なことだ。激しい競争をしていると、必然的に友情にプレッシャーがかかるものだ」

 そしてホーナーもこの戦いはしばらく続くだろうと考えており、「イギリスGPは、ここ数レースで見てきたテーマが続くだろう」と予想している。

 フェルスタッペンは、オーストリアGP中のレッドブルの戦略を強く批判していたため、ホーナーがフェルスタッペンを擁護したのなら、チーム代表は自身のチームを守るためにも行動したということになる。

「我々はミディアム、ハード、ハードを視野に入れてレースに臨んでいた」とホーナーは説明した。

「彼が言っているのは、2回目のピットストップのことだと思う。なぜなら、ノリスをカバーするためにピットストップを延長することもできた。我々のほうがノリスより速かったので、そうするのは理にかなっていた。セーフティカーの運が悪いと、トラックポジションを失うことになるからだ」

「ランドに対してペースがあった間、我々はギャップを維持し、広げることができた。時にはそうすることが戦術的に理にかなっている。おそらく、新品のハードではなく新品のミディアムを使った方がよかっただろうが、後知恵はいつだって正確だ」

「しかし、今週末のマシンのペースは非常に強力だった。我々は2回のポールポジションを獲得したし、彼がスプリントレースと決勝レースでトップを走れなかった周回数は9周だ。チャンピオンシップでのリードを広げ、コンストラクターズ選手権でのリードも広がったと思う。だから、勝利は得られなかったものの、完全に悲惨な結果だったわけではない」
    ニュース設定