ポイントリーダーのサウターが2勝、レイシーが初優勝飾る/フォーミュラ・リージョナル第3大会岡山

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2024年07月02日 21:50  AUTOSPORT web

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2024 FRJ岡山大会 第6戦 決勝スタート
 2024年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)の第3ラウンドとなる岡山大会(第6戦〜第8戦)が6月29〜30日に岡山国際サーキットで開催され、ミハエル・サウター(G FORCE F111/3)が第6戦と第8戦を、ジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が第7戦を制し、サウターがポイントリーダーの座をキープしている。

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 全8台がエントリーした岡山大会。29日午前に行われた予選ではサウターが第6戦、第7戦、第8戦の3レースすべてのポールポジションを獲得した。

■第6戦:サウターが逆境からポール・トゥ・ウイン飾る

 予選後の29日13時から行われた第6戦。ポールシッターのサウターから1コーナーのホールショットを奪ったのはジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)だった。

 そこからレイシー、サウターによる激しいトップ争いが展開されるが、辻子依旦(PONOS RACING)がダブルヘアピンでマシンを止めたことで4周目にセーフティカー(SC)導入となる。

 7周目にレースはリスタートを迎えたが、1コーナーでレイシーが痛恨のスピン。サウターもレイシーを避けようとコースオフを喫し、変わって中村賢明(TOM'S FORMULA F111)がトップに浮上する。

 ただ、サウターは目を見張る追い上げを見せ、11周目のアトウッドコーナーで中村を攻略。以降は独走状態をキープし、そのままトップチェッカーを受けた。2位に中村、3位に堀尾風允(Sutekina Racing)が続いた。

 マスタークラスは総合7番手となったYUGO(S2R Racing)が制した。

■第7戦:ジェシー・レイシーが初優勝

 翌6月30日の午前に行われた第7戦。前日から降り注いだ雨はスタート時には上がったが、路面はウエットコンディションとなり、全車がウエットタイヤを履いた。

 ポールシッターのサウターが1コーナーのホールショットを守る。ただ、サウターに対し、ジャンプスタートによる10秒のタイムペナルティが下ることに。

 サウターは後続とのギャップを10秒以上築かなければ勝利を失うという状況となるなか、2周目以降2番手に浮上したレイシーはサウターとファステストラップを更新し合う走りをみせつつ、サウターとのギャップを維持。

 レイシーはサウターの4.815秒差でチェッカーを受け、FRJ初優勝を飾った。マスタークラスは総合5番手となった辻子が制した。

■第8戦:今度はレイシーがジャンプスタート

 30日午後に行われた第8戦。小雨によるウエット宣言が発せられるも全車がドライタイヤでスタートを迎えた。

 抜群の蹴り出しを見せたレイシーが2番手から1コーナーのホールショットを奪う。連勝のチャンス到来となったレイシーだが、ジャンプスタートによる10秒タイムペナルティが下る。これでレイシーの10秒以内をキープすれば優勝を手にすることができるサウターに大きなチャンスが訪れる。

 ただ、サウターはペナルティ適用を待つことなく、11周目のバックストレートでレイシーを攻略しトップに浮上。その翌週、3番手争いを展開していた堀尾がアトウッドコーナーでコースオフしSC導入に。

 SC導入のまま、最長レース時間の30分を迎えたため、17周目終わりにチェッカーが振られ、サウターが優勝を飾った。レイシーがペナルティで後退したことでセバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)が2位、マスタークラス首位の辻子が総合3位で表彰台に上がった。

 続く、2024年FRJ第4大会(第9戦〜第10戦)は8月24〜25日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される。
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