333馬力を放つ『ゴルフR』『Rヴァリアント』が世界初公開。進化を続けるフォルクスワーゲン最強モデル

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2024年07月03日 22:50  AUTOSPORT web

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2024年6月28日にワールドプレミアされたフォルクスワーゲン・ゴルフR
 フォルクスワーゲンは6月28日、Golf(ゴルフ)の最上級グレードである『ゴルフR』と『ゴルフR ヴァリアント』の両新型モデルを世界初公開した。

 2002年に販売台数2151万台を突破し『ビートル』の記録を塗り替えたゴルフは、いまから50年前の1974年に誕生。以来、半世紀にわたってハッチバックの世界的ベンチマークとして進化し続けている。

 今回ワールドプレミアされたハッチバックタイプの『ゴルフR』と、ツーリングワゴンスタイルの『ゴルフR ヴァリアント』は、今年メジャーアップデートを受けた8代目フォルクスワーゲン(VW)・ゴルフをベースに、最適化されたドライビングダイナミクスと特別な標準装備、そして245kW(333PS)の最高出力が与えれた。

 2.0リッター直列4気筒ターボエンジンによって生み出される、先代から10kW(14PS)増強されたパワーは、7速DSGとRパフォーマンス・トルクベクタリングを備えた“4MOTION”を介して四輪に伝達される。新型モデルは駆動力を個別に配分してコーナリングを最適化することで、走行時の安定性と俊敏性が向上している。

 最高速は250km/hに達するが、オプションの“Rパフォーマンス・パッケージ”を装着した場合、270km/hまで引き上げることが可能だ。このRパフォーマンス・パッケージには、“ドリフト”、“スペシャル”というふたつの追加モードが設定され、後者はニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)のコンディションに合わせて設定された特別仕様となっている。

 また、同パッケージでは大型のルーフスポイラーが奢られるほか、進化したデジタルコックピット・プロに表示されるGPSラップタイマーとGメーターが初搭載された。

 この他、新型モデルでは19インチの新型鍛造ホイール“ヴァルメナウ”がオプション設定された。このホイールは1本あたり8kg軽量化を実現するとともに、ブレーキを効率的に冷却することが可能になるなどサーキット走行時に効果を発揮する機能を備える。

 さらに新しい“R”は、ベースモデルと同様にインフォテイメントシステムのハードウェアとソフトウェアも刷新。12.9インチの大型タッチディスプレイが装備され、新しいグラフィックとメニュー構成により操作性が向上したほか、AI(人工知能)ベースのソフトウェア『ChatGPT』にアクセスして質問に答える音声アシスタント“IDA6(アイダ6)”も新たに開発された。

 車両価格は『ゴルフR』が5万3795ユーロ(約940万円)、最大容積1642リットルのラゲッジルームを備え、快適な日常使用とスポーティな走りを両立するワゴンタイプの『ゴルフR ヴァリアント』は5万5065ユーロ(約960万円)となっている。

 なお、ゴルフRには特別仕様車“ブラック・エディション”が設定されており、ダークなVWバッジやブラックの19インチ・エストリル・ホイールなどの専用エクステリアが設定される同仕様では、通常はオプション設定の“Rパフォーマンス・パッケージ”が標準となり、車両価格は5万8440ユーロ(約1020万円)となっている。

 これらはすべて7月3日から先行販売が開始されるドイツでの価格。現時点では『ゴルフR』『ゴルフR ヴァリアント』の日本市場への導入タイミングは未定となっている。

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