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【写真】明日の『虎に翼』場面カット 穂高(小林薫)と対峙する寅子(伊藤沙莉)
寅子は穂高が最高裁判事を退任することを知らされる。桂場(松山ケンイチ)に祝賀会を手伝ってくれと言われ、うっかり引き受けてしまう寅子。
寅子と穂高には因縁があった。弁護士として多忙を極めていた戦中、妊娠しながらも出産ギリギリまで働きたいと考えていた寅子は、穂高から“結婚した以上、君の第一の務めは子を産み、良き母になること”と図らずもステレオタイプを押し付けられてしまう。そんな2人は戦後、司法省で再会。そこで寅子は“法曹の世界に引きずり込み不幸にしてしまった”という思いを抱えていた穂高から、家庭教師の職を紹介される。しかし彼女は「好きでここにいるんです!」と反論したこともあった。
寅子にとって穂高は法曹へと導いてくれた恩師である一方、複雑な思いを抱える人物でもある。そんな穂高が退任記念祝賀会のスピーチの中で「昔から私は、自分の役目なんぞ果たしていなかったのかもしれない…」と寂しげに語ると、寅子は涙をこぼして怒りながら、会場を出ていってしまう。
花束贈呈を拒否した寅子を、会場の外で桂場が「ガキ! 何を考えてるんだ!」と一喝。そして心配して会場から飛び出してきた穂高に対して、寅子は「謝りませんよ、私は」とつぶやき「先生に感謝はしますが許さない。納得できない花束は渡さない!」と怒りをぶつけるのだった。
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