アレイシ・エスパルガロ、3周走行も2戦連続欠場。右手骨折によりプラクティス以降をキャンセル／第9戦ドイツGP

　7月5日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているアレイシ・エスパルガロ（アプリリア・レーシング）は、ドイツのザクセンリンクで開催中の第9戦ドイツGPにプラクティス以降のセッションを欠場する。

　2024年限りでMotoGP現役引退を発表したエスパルガロは、前戦の第8戦オランダGPにおけるスプリントレースの最終ラップにクラッシュ。高速コーナーでの転倒だったため、直後には手首を抑える様子も国際映像でも捉えられていた。

　メディカルセンターに向かった後、地元の病院でさらなる検査を受けた結果、右手の骨折が確認された。そのため、日曜日の決勝レースは欠場していた。しかし、サマーブレイク前の2連戦となる第9戦ドイツGPでは、MotoGPクラスのフリー走行1回目には出走していた。

　3周を走行したが、右手の痛みがあるようで、早々に走行を取りやめ、ピットボックスに座っている映像が捉えられていた。それにより、プラクティス以降のセッションに出走しないことがアナウンスされた。復帰時期等は明らかにされていないが、サマーブレイク明けの第10戦イギリスGPでの復帰が予想される。

　また、今回はオランダGPの決勝レースで、オープニングラップにクラッシュを喫したアレックス・リンス（モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム）も欠場となっている。右足の骨折、右手首に重度の打撲傷が確認され、週明けには手術も受けていた。そのため、今回はスーパーバイク世界選手権（WorldSBK）に参戦しているレミー・ガードナーが代役で出場している。