奈緒主演映画「先生の白い嘘」初日舞台あいさつで三木康一郎監督が謝罪「私の不用意な発言で…」

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2024年07月05日 19:19  日刊スポーツ

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映画「先生の白い嘘」の舞台あいさつに出席した(左から)三木康一郎監督、猪狩蒼弥、奈緒、三吉彩花、風間俊介(撮影・横山慧)

女優奈緒(29)の主演映画「先生の白い嘘」が5日、公開初日を迎え、都内で舞台あいさつが行われた。メガホンを取った三木康一郎監督が謝罪する一幕があった。


前日4日に一部メディアで公開された三木監督のインタビューで、出演者から「インティマシー・コーディネーターを入れてほしい」という要望があったが、入れなかったとする発言があり、物議を醸していた。


インティマシー・コーディネーター(IC)は、性的描写などの撮影シーンで監督や撮影現場側の意図を理解した上で俳優側に伝え、俳優側を身体的、精神的にサポートする役割を担う。


会見冒頭で同作の稲垣竜一郎プロデューサーが登壇し、インティマシー・コーディネーターを入れなかった経緯を説明した上で、「私どもの認識が謝っていたことをご報告させていただきます。制作陣一同、深く反省をしております。不快な思いをさせてしまったことを心よりおわびさせていただきます」と謝罪を伝えた。


その後、主演の奈緒をはじめキャストのジュニア内グループHiHi Jetsの猪狩蒼弥(21)、三吉彩花(28)、風間俊介(41)とともに、三木監督がスーツ姿で登場した。「今回私の不用意な発言により、皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを、この場を借りて謝罪したいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。舞台あいさつに出席したキャスト陣にも謝罪や感謝を伝え、計4度、深く頭を下げた。


「インティマシー・コーディネーター」とは、映画・テレビや舞台など視覚芸術の製作にかかわる職種。米映画界での「#Me Too運動」がきっかけで、2018年ごろに誕生とまだ日が浅い。一般的には、身体的接触やヌードなどを演出上必要とする際に、演出側と演者側の意向を調整し、効果的な演出につなげる職種とされている。


同作は人気漫画家、鳥飼茜氏の累計部数100万部超の同名タイトル作が原作。高校教師の原美鈴(奈緒)は親友の婚約者との関係を隠しながら教卓に立つ毎日を送っていたが、平穏を装った日常は担任の男子生徒の事件をきっかけに崩れ始める。自身の性に対する矛盾した感情や、男女間の性差に向き合う主人公の姿を描くことで、人の根底にある醜さと美しさを映し出したヒューマンドラマだ。

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  • 性差に向き合うヒマが無駄だと思ったニュース_φ(・_・その悩みって悩む必要がないよね?小さな事にめちゃくちゃ悩んでいるヒマがもったいないよね。そのヒマあったら男女問わずナンパしようね♪
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