【宝塚】雪組トップ彩風咲奈　退団公演６日開幕　企画展で初舞台姿も

10月13日付で宝塚歌劇団を退団する雪組トップ彩風咲奈のサヨナラ公演「宝塚グランドロマン『ベルサイユのばら』−フェルゼン編−」が6日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する。あわせて同日から、大劇場内「宝塚歌劇の殿堂」で、特別企画展「Memories of　彩風咲奈」もスタートする。

彩風は07年、93期の首席入団。舞台映えするルックス、手足が長く抜群のスタイルを生かしたダンスで下級生時代から注目。10年「ソルフェリーノの夜明け」で新人公演に初主演し、その後も劇団最多タイの5回、新人公演センターに立った。

11年にはバウ・ワークショップ「灼熱の彼方」で、先輩の彩凪翔と宝塚バウホール公演初主演。14年「パルムの僧院」でバウ単独初主演を果たした。

17年「CAPTAIN NEMO」で東上作に初主演。着実に成長を遂げ、21年4月12日付で雪組トップに就いた。雪組では、11年ぶりの生え抜きトップとなり、相手娘役に朝月希和を迎え、「CITY HUNTER／Fire Fever!」で本拠地お披露目。

22年に朝月の退団を受け、夢白あやを2人目の相手役に迎え、23年に新コンビで「BONNIE　＆　CLYDE」（御園座）に臨んだ。

今回の特別企画展では、初舞台からトップ就任後のここまでの軌跡を、衣装や写真、小道具、映像などで振り返っている。宝塚大劇場公演期間中の8月11日まで。