ユヴェントス、フランス代表MFラビオの退団を正式発表…5年間の在籍で公式戦212試合出場

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2024年07月19日 02:01  サッカーキング

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ラビオは在籍最終年、コッパ・イタリアのトロフィーを掲げた [写真]=Getty Images
 ユヴェントスは18日、同クラブに所属するフランス代表MFアドリアン・ラビオについて、2023−24シーズンをもって契約が満了を迎え、同シーズン限りでクラブを離れることを正式に発表した。

 ユヴェントスは、2024年6月30日限りでラビオの契約が満了を迎えることを受けて、契約延長に向けた動きは見せていたという。しかし、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両者の交渉はまとまらなかった模様だ。『スカイ・イタリア』によると、アストン・ヴィラからブラジル代表MFドウグラス・ルイスを獲得したことにより、ラビオの契約延長は優先度が下がっていたとのこと。同日付でクリスティアーノ・ジュントーリFD(フットボール・ダイレクター)を筆頭とした強化部のミーティングが行われ、そのなかでラビオとの契約非更新が正式に決まり、今回の発表に至ったと見られている。

 ラビオは1995年4月3日生まれの現在29歳。若くしてイングランドへ渡り、マンチェスター・シティのアカデミーでプレーした後、パリ・サンジェルマン(PSG)のユースチームに加入した。2012年8月にトップチームデビューを飾ると、以降はトゥールーズへのレンタル移籍も経験し、武者修行から復帰した2013−14シーズンから主力として活躍。最終的には公式戦通算227試合出場24ゴールを記録し、2019年夏にユヴェントスへ完全移籍加入した。

 ユヴェントスでは初年度から不動の中盤に君臨し、セリエA優勝に貢献。2023−24シーズンもセリエAで31試合出場5得点を記録するなど、主力の一角として活躍し、自身2度目となるコッパ・イタリア優勝も経験した。5年間の在籍で公式戦通算212試合出場22ゴールを記録。出場試合数はジネディーヌ・ジダン氏と並んでおり、フランス国籍の選手としてはダヴィド・トレゼゲ氏(320試合)、ミシェル・プラティニ氏(224試合)に次ぐ、歴代3位タイの数字となっている。

 また、フランス代表としても、2016年11月のデビュー以降長きに渡って活躍。EURO2020、FIFAワールドカップカタール2022などの国際主要大会にも出場しており、先日まで行われていたEURO2024でも出場停止の試合を除く5試合に出場し、“レ・ブルー”のベスト4入りに貢献した。これまでに国際Aマッチ通算で48試合出場4得点を記録している。

 なお、ラビオはかねてよりプレミアリーグの複数クラブが関心を示していると報じられている。フリーとなったラビオの新天地はどこになるのか。その去就にも注目だ。

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