8月2日、ドイツのニュルブルクリンクで行われる予定だった『ADACルール・カップ』の練習走行は、パドックで加圧ボンベの爆発事故が発生し、複数の負傷者が出たため中止された。
8月3日土曜日に行われるこの6時間レースは、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズのシーズン第4戦にあたり、126台の車が参加する予定となっている。
「NLS第4戦に先立つテスト走行と練習走行中、午後6時過ぎにグランプリパドックエリアのピット裏で爆発が起きた」と同シリーズの声明には記されている。
「予備調査の結果、爆発は加圧シリンダー(ボンベ)によるものとみられる」
「現場にいた多数の緊急要員が直ちに適切な応急措置を開始し、事故現場を封鎖した。テスト走行は直ちに中断された」
「最初の報告によると、負傷者が数名おり、ニュルブルクリンク医療センターで緊急治療を受けた後、救急ヘリコプターで近くの病院に搬送されたとのことだ」
「このような状況では慣例となっているように、警察が現場検証を行っている。詳細は追って知らせる」
レース主催者のVLNは金曜日遅く、レースは予定通り開催されると発表した。
「テスト中に不幸な労働災害が発生し、我々全員が深いショックを受けている。被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げる」とVLN代表のマイク・イエガーは述べている。
「しかし、この事故はイベントに直接関係するものではないため、イベントを開催することをチームとともに決定した」