ブレントフォード、C・パレスとの開幕戦を2−1で制す! “プレミアデビュー”の鎌田大地は70分までプレー

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2024年08月19日 00:08  サッカーキング

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クリスタル・パレスに勝利したブレントフォード [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第1節(開幕節)が18日に行われ、ブレントフォードとクリスタル・パレスが対戦した。

 オリヴァー・グラスナー監督の下、プレミアリーグの新シーズン開幕を迎えたクリスタル・パレス。フランクフルト時代の恩師が率いるクラブに加わった日本代表MF鎌田大地は、プレシーズンで2得点を挙げるなど好調を維持しており、開幕戦でも2シャドーの一角として先発に名を連ねている。対するは、昨季のリーグ戦で16位フィニッシュを果たしたブレントフォード。本拠地での新シーズン開幕となったなか、移籍が噂されるイングランド代表FWイヴァン・トニーはメンバー外になっている。

 試合序盤はブレントフォードが良いスタートを切ったが、徐々に流れはクリスタル・パレスへ。支配率を高め始めたアウェイチームは20分、鎌田によるGKへのプレスからエベレチ・エゼがフリーキックを獲得。ボックス手前の位置からエゼがグランダーで直接狙うが、わずかにボールは枠の右へと外れてしまった。

 25分には、エゼが再びセットプレーから違いを見せる。アダム・ウォートンが倒され、クリスタル・パレスが右サイドでフリーキックを得ると、ゴールから離れたエリアから右足を一閃。強烈なシュートはポストに当たりながら枠内へ吸い込まれたものの、直前にボックス内でファールがあったため得点は取り消された。

 そんななか、29分にブレントフォードが均衡を破る。GKから細かく繋いでボールを前進させ、華麗なパスワークでクリスタル・パレスのプレスを打開。ハーフライン付近でパスを受けたヨアヌ・ウィサが、右サイドを駆け上がるブライアン・ムベウモにボールを送る。そのままペナルティエリア内まで持ち運ぶと、カットインから左足でネットを揺らし、ブレントフォードが先制に成功した。

 直後には、ブレントフォードの左サイドバックを務めるクリストフェル・アイェルが、味方との連携からゴール前に侵入。ムベウモのスルーパスをワンタッチで合わせたが、クリスタル・パレスGKディーン・ヘンダーソンが鋭い飛び出しで弾き出す。以降も、クリスタル・パレスが果敢に前線からプレスを仕掛けるものの、ブレントフォードがテンポ良く繋ぎながら相手ゴールに襲い掛かる。

 40分には鎌田が決定機を創出。中盤でボールを持つと、細かいタッチでマーカーを突破しながらピッチ中央をドリブル。右足のアウトサイドでスルーパスを送り、反応したジャン・フィリップ・マテタがGKマルク・フレッケンと接触する。クリスタル・パレス側は主審にPKを要求するが、ファールが認められることはなかった。

 すると、57分にクリスタル・パレスが試合を振り出しに戻す。ポゼッションで相手を押し込みながら、エゼのパスにタイリック・ミッチェルが抜け出す。左サイド深くから蹴り入れられたボールを、大外で待ち受けていたダニエル・ムニョスがヘディング。頭で折り返したボールが相手のオウンゴールを誘発し、両ウイングバック同士の関与から大きな同点弾をゲットした。

 クリスタル・パレスは59分、左サイドでボールを受けたエゼが、ドリブルで持ち運びながらDFラインの背後に横パスを供給。裏へと抜け出したオドソンヌ・エドゥアールが冷静にゴールへ流し込んだが、判定はオフサイドだった。

 ハードな守備と秀逸なポジショニングで相手を苦しめた鎌田は、70分にジョルダン・アイェウと交代でピッチを後に。そんななか、76分に再度ブレントフォードが先行する。右サイドでパスを繋ぎながら相手のプレスを掻い潜り、ミッケル・ダムスゴーが右足でクロスを送り込む。ネイサン・コリンズが胸トラップから反転してシュート。一度はGKのD・ヘンダーソンがブロックするが、こぼれ球をウィサが押し込んで勝ち越し弾を決めた。

 その後も互いに得点を狙ったものの、そのまま試合は2−1で終了。ブレントフォードがプレミアリーグ開幕戦で3ポイントを獲得した。次節、ブレントフォードは25日にアウェイでリヴァプールと対戦。クリスタル・パレスは24日にホームでウェストハムと対戦する。

【スコア】
ブレントフォード 2−1 クリスタル・パレス

【得点者】
1−0 29分 ブライアン・ムベウモ(ブレントフォード)
1−1 57分 オウンゴール(クリスタル・パレス)
2−1 76分 ヨアネ・ウィサ(ブレントフォード)

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