なにわ男子の藤原丈一郎さんが小学生の甲子園・学童野球の決勝を解説 前日の準決勝も観戦 レベルの高さに驚嘆

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2024年08月23日 14:40  OVO [オーヴォ]

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なにわ男子の藤原丈一郎さん(C)OVO

 なにわ男子の藤原丈一郎さんが8月22日、神宮球場で行われた「高円宮賜杯 第44回 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」決勝戦のライブ配信で解説を担当。決勝の前日には、準決勝を観戦し、監督、主将への取材も行った。初めて間近で見た、学童野球の感想を聞いた。

 決勝戦は、北ナニワハヤテタイガース(兵庫)と新家スターズ(大阪)が対戦。試合は新家スターズが11-0で勝利し、大会2連覇を達成した。

−観戦した感想を教えてください。

 昨日も準決勝を見させていただいて、決勝をすごく楽しみにしていました。両チームの主将、監督には取材もさせていただきましたが、きょうの試合はさらに気迫が伝わってきました。一つ一つのプレーへの諦めない心だったり、仲間同士の声の掛け合いだったり、スポーツとしての良さがすごく出ていたと感じました。今回、学童野球を観戦したのは初めてでしたが、本当にレベルが高いですね。

−印象に残ったプレーはありましたか?

 新家スターズの打者が、笑顔でバッターボックスに向かう姿に、今この瞬間野球を楽しんでいる感じがして、このチームは野球を楽しむことを前提に戦ってるんだなと思いました。また、北ナニワハヤテタイガースが満塁のピンチを抑えた時。点差はついてしまっていましたが、目の前のことを成し遂げた瞬間の喜びが印象に残りました。

 昨日の準決勝では、負けたチームが泣き崩れていたのを見ましたが、それだけ全力でやっていたということですよね。これをばねに、これからもぜひ頑張ってほしいです。

−藤原さん自身は小学生時代に野球チームには入っていなかったそうですね。

 そうなんです。体動かすことは大好きで、体操や水泳をやってたんですけど、野球もやりたかったですね。野球はずっと大好きで、今でも後輩の子たちを集めて草野球をしています。学童の選手たちは、僕らのチームより全然うまい。本当です! 今日の映像をチームのみんなに見せて、走るところからちゃんとやろうと伝えたいと思います(笑)。

−小学・中学生のころ、藤原さんが一生懸命取り組んだことは?

 運動会や球技大会ですかね。スポーツで対戦することで、勝ってうれしいという気持ちも、負けて悔しいからもっと頑張ろうという感情も経験できました。中学校の球技大会で負けたときはめっちゃ悔しかった。小学校のマラソン大会では4年生と5年生では1位だったけど、6年生で1位になれなくて、あの時は泣きました。年を重ねてもその悔しさを覚えているのは、当時それだけ全力でやった証なのかなと思います。勝ったらゲームを買ってもらえるという約束もあったんですけど(笑)、でもただ悔しいだけじゃなくて「次、がんばろ」と思える涙だったんですよ。

−負けたチームに声をかけるとしたら、どんなことを伝えますか?

 悔しい気持ちを忘れずに、それを次に頑張る源にしてもらいたいですね。スポーツでも勉強でも、悔しい気持ちは一緒。だからこれからの努力につなげてほしい。負けたからこそ次の目標が芽生えるので、今後も頑張ってほしいなと思います。

−学童野球の良さって、どんなところだと思いましたか?

 人が頑張る姿って心を打つと思うんですけど、学童野球は自分よりずっと年下の子どもたちが、暑い中一生懸命頑張っている。見ている自分にもエールを送ってくれる大会だったので、今後もすごく楽しみにしています。中継をライブ配信などで見た方もいらっしゃると思いますが、球場で見るとまた、選手のプレーにグッとくるものがありました。自分も頑張ろうと、本当に思える大会でした。

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