若手躍動のセルタ&バルセロナが2連勝! 久保建英が今季初得点、浅野拓磨は決定機活かせず/ラ・リーガ第2節

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2024年08月26日 16:16  サッカーキング

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ラ・リーガ第2節が終了[写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第2節が、23日から25日にかけて各地で開催された。

[写真]=Getty Images

■バルセロナ 2−1 アスレティック・ビルバオ



 今節最注目カードとなった同試合。ハンジ・フリック新監督の下で連勝スタートを目指すバルセロナは、ドブレピボーテを組んだ復帰明けのペドリと、17歳MFマルク・ベルナルが好パフォーマンスを披露すると、24分にFWラミン・ヤマルのシュートが相手DFにディフレクションするラッキーな形で先制に成功。対するアスレティック・ビルバオも、バルセロナ移籍を蹴ったFWニコと、トップに入ったFWイニャキのウィリアムズ兄弟を中心としたアタッカー陣がゴールに迫り、42分にMFオイアン・サンセトがPKを沈めてスコアを振り出しに戻した。

 迎えた後半、バルセロナがMFフェルミン・ロペスやDFエリック・ガルシア、アスレティック・ビルバオもMFウナイ・ゴメスやMFミケル・ハウレギサールらと若手選手を続々とピッチに送った中、勝負を決めたのは“36歳”の点取り屋だった。同試合で度々決定機をものにできなかったFWロベルト・レヴァンドフスキだが、好守を連発してきたGKアレックス・パディージャが弾いたこぼれ球に反応しゴールネットを揺らしたのだ。試合はこのまま2−1で終了した。

■セルタ 3−1 バレンシア



 今年3月にラファエル・ベニテス前監督の後任として、Bチームから内部昇格したクラウディオ・ヒラルデス監督の下でシーズンを始めたセルタは、同指揮官が目に掛けたカンテラーノや若手選手が躍動。今節バレンシア戦では、昨シーズンまでBチームを主戦場としていた選手が3名もスタメンに名を連ねた他、DFカルロス・ドミンゲスやFWヴィリオット・スウェドベリら有望株も起用された。そして、彼らを従えた“王様”が絶好調だ。まずは1点ビハインドで迎えた22分、右ハーフスペースでボールを受けたFWイアゴ・アスパスが、ファーサイドのDFオスカル・ミンゲサにクロスを供給すると、これをミンゲサがダイレクトボレーで叩き込み、同点ゴールをアシスト。続く27分には、スルーパスに反応し、流れるようなワントラップからのシュートで、冷静に逆転ゴールを決めて見せた。

 その後はアスパスのPK失敗があったものの、MFフラン・ベルトランのスーペルゴラッソでさらに1点を追加し、3−1の勝利。開幕2連勝で、今節終了時点で3強を抑え、首位に立っている。

■レアル・マドリード 3−0 バジャドリード



 開幕節は勝ち点1となったレアル・マドリードは、バジャドリードと対戦すると、50分にMFフェデリコ・バルベルデの強烈な一撃で先制点を挙げる。さらに後半終了間際には、MFブラヒム・ディアスとFWエンドリッキが立て続けに追加点を決めて勝負あり。粘り強さを見せたバジャドリードに対して、終わってみれば3−0のスコアでシーズン初白星。なお、この日がデビュー戦となり、初ゴールまで記録した18歳FWエンドリッキは、試合後に「夢が叶った」と語っている。

■アトレティコ・マドリード 3−0 ジローナ



 大型補強敢行の“ビッグサマー”を過ごすアトレティコ・マドリードは、戦力が大幅に入れ替わったジローナと激突。昨シーズンにトップ3の座を奪われた雪辱を期するロヒブランコスは、FWアントワーヌ・グリーズマンの意表を突いたフリーキックで先制すると、後半開始早々にはMFマルコス・ジョレンテの弾丸ミドルが相手ゴールを穿ち追加点。後半アディショナルタイムにも、ロングカウンターから最後はMFコケが決定的な3点目。4年ぶりのリーグ優勝、チャンピオンズリーグ初制覇に向けた“本気”が窺えるアトレティコが、ホーム開幕戦を3−0と期待感を抱かせる勝利を収めている。なお、同試合でMFコナー・ギャラガーがデビューを飾った。

■エスパニョール 0−1 レアル・ソシエダ



 敵地でのエスパニョール戦に臨んだレアル・ソシエダ。日本代表MF久保建英をベンチに置いた中、MFマルティン・スビメンディが攻撃を司り、MFブライス・メンデスやMFセルヒオ・ゴメス、FWミケル・オヤルサバルらが相手ゴールに迫ったが、1点には至らず。反対に、ボール保持の局面でのミスから決定的なピンチを迎えるシーンも…。それでも、スコアレスドローが現実味を帯びてきた80分に均衡を破ったのは、途中出場の久保だった。右サイドでボールを受けた同選手は、1vs2の数的不利な状態でもお構いなく仕掛け、エリア内に侵入すると、最後は左足インサイドで蹴り込んだ。これが決勝点となったレアル・ソシエダがシーズン初勝利を挙げている。

■オサスナ 1−0 マジョルカ



 “アラサテダービー”はオサスナに軍配が上がった。今夏からマジョルカを率いるハゴバ・アラサテ監督が、大きな功績を刻んだオサスナの『エル・サダル』に帰還したこの一戦で、FW浅野拓磨は2試合連続のスタメン出場に。マジョルカはMFセルジ・ダルデルのキックで相手ゴールを脅かした他、前半アディショナルタイムにはエリア内でマークを外した浅野にチャンスが訪れたものの、叩きつけたヘディングシュートはゴールを超えてしまった。ただ、全体的にオサスナに主導権を握られ、“若き10番”MFアイマール・オロスが存在感を増すたびに守勢に回る時間が増えていく。そして55分、MFルベン・ガルシアにゴールを許すと、その後は反撃に転じられず。興奮の坩堝と化した『エル・サダル』に呑み込まれ、開幕2試合未勝利スタートとなっている。

 その他、セビージャと対戦したビジャレアルが、新加入のFWアジョセ・ペレスの劇的ゴールでシーズン初勝利。昇格組のレガネスもラス・パルマスを撃破。アラベスとベティス、ヘタフェとラージョ・バジェカーノの2試合はともにスコアレスドローに終わっている。

◼︎試合結果
▼8月23日(金)
セルタ 3−1 バレンシア
セビージャ 1−2 ビジャレアル

▼8月24日(土)
オサスナ 1−0 マジョルカ
バルセロナ 2−1 アスレティック・ビルバオ
エスパニョール 0−1 レアル・ソシエダ
ヘタフェ 0−0 ラージョ・バジェカーノ

▼8月25日(日)
レアル・マドリード 3−0 バジャドリード
レガネス 2−1 ラス・パルマス
アラベス 0−0 ベティス
アトレティコ・マドリード 3−0 ジローナ
 
◼︎第2節終了時点(勝ち点/得失点)
1位 セルタ(6/+3)
2位 バルセロナ(6/+2)
3位 アトレティコ・マドリード(4/+3)
4位 レアル・マドリード(4/+3)
───────CL出場圏───────
5位 ビジャレアル(4/+1)
───────EL出場圏───────
6位 レガネス(4/+1)
───────ECL出場圏───────
7位 オサスナ(4/+1)
8位 ラージョ・バジェカーノ(4/+1)
9位 レアル・ソシエダ(3/0)
10位 バジャドリード(3/−2)
11位 ヘタフェ(2/0)
12位 ベティス(2/0)
13位 ラス・パルマス(1/−1)
14位 セビージャ(1/−1)
15位 アスレティック・ビルバオ(1/−1)
16位 マジョルカ(1/−1)
17位 アラベス(1/−1)
───────自動降格圏───────
18位 ジローナ(1/−3)
19位 エスパニョール(0/−2)
20位 バレンシア(0/−3)

◼︎第3節の対戦カード
▼8月26日(月)
ビジャレアル vs セルタ

▼8月27日(火)
マジョルカ vs セビージャ
ラージョ・バジェカーノ vs バルセロナ

▼8月28日(水)
アスレティック・ビルバオ vs バレンシア
バジャドリード vs レガネス
アトレティコ・マドリード vs エスパニョール
レアル・ソシエダ vs アラベス

▼8月29日(木)
ジローナ vs オサスナ
ラス・パルマス vs レアル・マドリード

※『ベティス vs ヘタフェ』の一戦はベティスがECL・プレーオフに出場するため延期

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