日立グローバルライフソリューションズのコードレススティッククリーナーは前と左右のゴミがハッキリ見えて4方向からゴミを吸引!

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2024年08月26日 19:01  BCN+R

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コードレススティッククリーナーPV-BH900SM
 日立グローバルライフソリューションズは、コードレススティッククリーナーの新製品を9月中旬から発売する。LEDライトでヘッドの前と左右を照らして広い範囲のゴミを浮かび上がらせ、4方向からのゴミ吸引も可能としたパワフル スマートヘッド plusを採用している。

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●掃除機需要の約6割はコードレススティッククリーナー

 同社によると、掃除機の需要でコードレススティックタイプの構成比は年々伸長しているという。2023年は約60%の構成比で、24年はさらに1ポイントほどの伸長予測だ。

 同社のコードレススティッククリーナーで23年度モデルPV-BH900SLの購入者に対する調査では、搭載しているLEDのごみくっきりライトは購入時の重視ポイントになっている半面、ライトの当たる範囲が前方のみである点や壁際のごみが残ってしまう点などに対する不満点が挙げられた。

 また、同社の掃除に対する意識調査では、回答者の56%が掃除に対してストレスを感じており、楽しみながら掃除をしたいという回答者は半数の50%だった。

 そこで同社では、これらの課題やニーズに対応したコードレススティッククリーナーの新製品パワーブーストサイクロンPV-BH900SM(以下、BH900SM)を9月中旬に発売する。市場想定価格は8万8000円程度だ。

 BH900SMはメーカー指定価格対象商品。売価は販売側ではなくメーカーが決定するため、どこで購入しても同じ価格が適用され、家電量販店などで値引きはできない。とはいえ前モデルのPV-BH900SLの価格は、販売を開始した時点が11万円前後だったことから、新製品は求めやすい価格設定になっているといえるだろう。

●ごみくっきりライトが進化してヘッドの左右のごみもくっきりと照らす

 BH900SMの主な特徴は、3方向ごみくっきりライトと4方向吸引機構を搭載したパワフル スマートヘッド plusと掃除した箇所が可視化できるARおそうじである。

 ごみくっきりライトは同社の従来機種にも搭載されていた機能。ヘッド前面に配置されているLEDライトの光によってごみが浮かび上がって可視化されるので、ごみの取り逃しをなくすことができる。だが、前述のアンケート調査での不満点のように前方は照らすが、ヘッドの左右まで光は広がらない。

 新たに開発された3方向ごみくっきりライトは、緑色と白色を含むLEDライトに新設計のレンズを採用している。レンズはLED基板から前方向に向かって出る光のうち、両端の光を屈折して曲げ、ヘッドの左右まで照らすことができる。

 ヘッドの左右もライトで照らすことで、壁際を掃除する際もヘッド左右のごみも見えるようになる。ヘッドを横移動させれば、しっかりごみも吸引できる。

 また、通常はヘッド前後のごみを吸引するが、パワフル スマートヘッド plusはヘッドの左右にもごみが入るようなすき間を設け、ヘッドの左右からごみを吸引できる。さらに回転ブラシも新設計となっている。中心部に取り付けられているブラシは、対角となるブラシの角度を変えた2アングル形状。床面へのブラシの接触面積が増えて吸い付きが良くなるため、しっかりとごみをかき出すという。

 ごみを吸引する機能の進化に合わせ、吸引力のカギを握るモーターも前述の23年度モデルに搭載されていた小型軽量のパワフル3Dモーターを採用。小型・軽量でありながら高効率で高速回転の強烈パワーを実現している。●掃除をストレスから楽しみに変えるARおそうじ

 前述のとおり、掃除に対して何らかのストレスを感じている人は多く、楽しみながら掃除をしたいというニーズは高い。これらに対する新しい取り組みが、ARおそうじだ。

 ARおそうじは、拡張現実(AR)を活用したスマホアプリ。BH900SMにスマホを取り付けてアプリを起動させると、掃除した箇所が可視化できるというものである。アプリであらかじめ掃除するスペースをポイントしておき、マップを作成しておくと、掃除中に掃除をしたスペースが緑色で表示される。

 マップを作成しなくても軌跡の表示は可能だが、マップによってどこまで掃除をしたのかが分かるので、マップを作成しておくと便利だ。

 また、BH900SMの操作速度(=床面を動かす際のスピード)で、おすすめのスピードのときはアプリ画面のフレームが緑色に光り、適切な速さで掃除をすることができる。掃除終了後は掃除をした範囲に応じた結果が点数で表示される。時にはヴァーチャルのほこりキャラが出現し、吸い込むとボーナススコアが加算される。

 ARおそうじは見える化によって掃除した箇所が実感でき、掃除をもっと上手にして楽しめる要素も盛り込んだアプリだ。同社の担当者は、小学生の子どもがARおそうじアプリを使って掃除をすることが楽しくなり、自分から掃除をしたいと言ってくるようになったという。

 掃除という作業をまさにストレスから楽しみに変えるのが、ARおそうじといえるだろう。ちなみにアプリは9月中旬公開予定だ。

●1kg未満の軽さの新製品も同時発売

 BH900SMとともにすごかるスティックの新製品PV-BS1M(以下、BS1M)も9月中旬に発売予定だ。すごかるスティックは文字どおり、軽さが売りのコードレススティッククリーナー。標準質量は前モデルのPV-BS1L(以下、BS1L)と同じ0.97kgだが、バッテリと本体のみの本体質量はBS1Lより0.1kg軽い0.64kgだ。市場想定価格は3万7000円程度。

 BS1Mはパワフルヘッドlightを採用。前モデルでは非搭載だったごみくっきりライトを搭載し、緑色と白色の合計5灯のLEDライトで床のごみを浮かび上がらせる。LEDライト搭載にも関わらず、ヘッドの前後幅は小さく、取り回しにも優れている。

 ブラシは先端をループ形状にしたからまんブラシで、髪の毛などが絡まりにくい構造だ。さらにブラシは角度を付けたアングル形状で、ごみをしっかりとかき出す仕組みである。

 また、運転モードは標準と強に加えて、新たに自動運転も追加。フローリングやじゅうたん、畳などの床の素材や操作力を感知して吸引力を自動でコントロールする。

 家庭での掃除スタイルや住環境などに応じて、最適なモデルをチョイスしよう。

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