ワークマンが「断熱ウェア」で暖冬対策 初年度は20万着販売へ

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2024年08月26日 19:31  Fashionsnap.com

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発表会の様子(中央が土屋哲雄専務)

Image by: FASHIONSNAP
 ワークマンが2024年秋冬新製品発表会を開催し、新製品「XShelter 着る“断熱材”(以下、XShelter)」を披露した。住宅などの建築物で使われる断熱材を活用した独自開発素材により、いかなる環境でも暑すぎず、寒すぎないという、外部環境を無効化する“無感覚ウェア”を実現させた。

 機能性に強いワークマンはこれまで防寒ウェアを得意としてきたが、近年の暖冬傾向から防寒アウターが苦戦。重防寒アウターは年間で売り上げが16%減少(2021年比)したという。新たな商機を模索する中で、外出先から電車内まで、気温差に対応できるウェアとしてXShelterを編み出した。
 XShelterでは「断熱シート」と「発熱わた」を採用。2つの機能が相乗的に作用することによって最大の断熱効果を発揮するという。断熱シートの表面はミクロンサイズ粒子の積層素材で構成されており、小さな空気の泡(気孔)が独立して分散しているため、熱の伝導が抑えられるほか、独立気泡率95%以上の空孔により高い断熱性を備えた。また、特殊加工されたナノサイズの「発熱わた」が光を吸収し、繊維に蓄えることで熱エネルギーを増幅。外気温を遮断しながら透湿性を兼ね備えたことで、XShelter一着で常に快適な温度を維持する「究極の無感覚状態」を生み出せるという。
 商品は、フードの取り外しができる2wayジャケット(4色展開、3900円)、パンツ(2色展開、2900円)、ベスト(3色展開、2900円)、防水機能を備えた全天候型ジャケット(3色展開、5800円)、中わたを2倍に増やした最高スペックの上下セット(1色展開、9800円)、マフラー(2色展開、980円)、ウィメンズ向けのアウター(3色展開、4900円 ※オンラインストアと#ワークマン女子限定)をラインナップ。アパレルのほかに、シュラフ(1色展開、9800円 ※オンラインストア限定)も用意している。
 発表会では、XShelterの着用でマイナス20度の環境でも耐えうることを披露した。初年度は販売計画点数20万点、売上10億円を掲げる。これは同社の43年間の歴史の中でも強気の計画だという。土屋哲雄専務は「それでも私どもはこの製品に自信がある」とコメントした。

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