8月11日〜12日に開催された「コミックマーケット104（以下：コミケ）」は、厳しい夏の暑さに負けないほど大きな盛り上がりを見せた。Sirabee取材班は両日参加し、その中で気になるサークルを発見したので紹介したい。
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■街で見かけるアレを研究
そのサークルは2日目の西館でブースを構えていた「ブルーメソッド」。駐車場などで見かける“黄色のスタンド看板”に目が止まり話を聞くと、なにやら「カーシェアの事故」に関する情報をかき集めた同人誌を頒布しているとのこと。
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確かに、街中で見かけたカーシェアの車が明らかにへこんでいて「あちゃ〜やってしまったのか…」と、切ない感情になったこともある。意外な題材に興味を引かれ、詳しく話を伺うことに。
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■ただの車ではなく…
今回、突然の取材にも笑顔で対応してくれたのは、じょうげんさん（@j_ktwr）。カーシェアの浸透に伴い事故が増加している現在、その事故車に関する写真や情報をまとめた同人誌を取り扱っているという。
ちなみにだが、同作は不謹慎に面白おかしく事故車を取り上げているわけではなく、どういった車種の事故が多いのか、どのような事故が起きているのかなどの情報を、多角的に調査した真面目な作品となる。
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なお、同サークルにはもう一人メンバーがいるらしく、「その人がカーシェアと壊れた車がめちゃくちゃ好きなんですよね（笑）そこから一緒に研究し始めた感じです」と活動を始めたきっかけを教えてくれた。
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■珍しいシーンの写真も
『カーシェアの闇 事故写真集』シリーズには、多種多様な写真が掲載されていてこれがかなり興味深い。聞くと写真はチームで撮影するケースもあるが、SNSフォロワーや有志からの提供によるものも多いのだとか。
そのため、傷やへこみといったよく見かけるレベルではなく、“横転している”という大きな事故の写真も収録されいるのだ。
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流石に事故車に見慣れたじょうげんさんも、「結構すごいのが来たなと思いましたね。なかなか狙って撮れるものでもないので」と驚いたと当時を振り返る。また、他にも印象的だった写真を教えてもらった。
一見ただの大きめの破損だが、「バンパーが外れたまま車庫に収まっていたのですが、これじつはめちゃめちゃ新しい車なんです。かなり綺麗な状態なのに取れてしまっているんです」と解説を踏まえると、より哀愁を帯びてくるのが不思議だ。
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■事故が多い車種は…
もちろん、写真のみならず情報も収集していて、中でも気になったのが「事故が多い車種ランキング」。記者は運転手のスキル次第なのでは…と考えていたが、明確に理由がわかるケースもあるのだとか。
例えば、1位の「NV350キャラバン」についてじょうげんさんは「これはかなりサイズが大きいので、引っ越しの時とかに慣れない車を借りて事故っちゃう…みたいなケースがあるみたいです」と分析。
次点の 「MAZDA3」に関しては「これに関しては割合だけじゃなくて件数も多いのですが、後方が見づらいということが原因の一つなようです」と教えてくれた。
傾向としては“乗り慣れてない大きな車”をレンタルした際に事故が多いようで、今後レンタカーを借りる人は参考にしてみて欲しい。
ちなみに、同サークルでは「ケータイショップ店員退職記念お疲れ様本『実質0円』」という元ケータイショップ店員ならではの叡智を収めた同人誌も取り扱っているため、気になった人は要チェックだ。
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■写真一覧
■執筆者プロフィール
木根大心:『Sirabee』編集部記者。
インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているあまり年々丸くなっているのが悩み。
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（取材・文／Sirabee 編集部・木根 大心）
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