不思議なペンダントを持つパルデア出身の少女・リコ、謎のモンスターボールを持つカントー出身の少年・ロイが、冒険を通じて大事な何かを「見つける」物語を描いてきたテレビアニメ『ポケットモンスター』。第1章「リコとロイの旅立ち」編、第2章「テラパゴスのかがやき」編を経て、現在は第3章「テラスタルデビュー」編のストーリーが紡がれている。
8月30日放送の第63話「氷の戦い！冷たい瞳のグルーシャ」では、いよいよリコが応用テストに挑戦する。
2体のポケモンでバトルする応用テストでは、グルーシャのハルクジラとチルタリスに対し、リコはニャローテとテブリムで挑む。パルデア地方最強のジムリーダーといわれるグルーシャとの応用テストに、リコはテラスタル研修の基礎テスト、そして四天王交流戦で得た経験を活かすことができるのだろうか。注目の一戦がついに始まる。
グルーシャ役を務める小林千晃は、出演が決まった時のことを「子どもの頃からずっと好きな作品だったので、思い出の詰まった作品に関われるだけでも嬉しいのですが、その中でもグルーシャは、いちプレイヤーとして遊んでいたゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも触れていたキャラクターでした。そんな印象深いキャラクターを自分が演じることになるとは予想もしていなかったのですごく嬉しかったです」と振り返る。
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見どころについては「格上のグルーシャに対してどういう戦い方をするのか注目して見て頂きたいです。どうしてもタイプ相性があるので、ニャローテはこおりタイプに対して優勢というわけではない。この逆境の中でどのようにリコがパートナーポケモンと一緒に戦っていくのかというところがポイントかなと思います。リコのバトルを楽しみにして頂きつつ、グルーシャのテラスタルもぜひ、楽しみにして頂きたいなと思います」と寄せた。
小林千晃演じるパルデア地方ナッペ山ジムリーダーのグルーシャが登場する、テレビアニメ『ポケットモンスター』の第63話「氷の戦い！冷たい瞳のグルーシャ」は8月30日に放送される。
＜以下、オフィシャルインタビュー全文掲載＞
小林千晃
●テレビアニメ「ポケットモンスター」への出演が決まった時のご感想をお聞かせください。
子どもの頃からずっと好きな作品だったので、思い出の詰まった作品に関われるだけでも嬉しいのですが、その中でもグルーシャは、いちプレイヤーとして遊んでいたゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも触れていたキャラクターでした。そんな印象深いキャラクターを自分が演じることになるとは予想もしていなかったのですごく嬉しかったです。
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『ポケモン』はゲーム・アニメともに触れてきたのですが、初めて買ったCDがアニメ「ポケモン」主題歌のCDだったくらい、特に音楽が好きで！ ポケモン公式YouTubeチャンネルでも歴代ゲームのBGMが公開されていると思うんですけど、それを聴くと当時夢中になって遊んでいたゲームを思い出しますし、こうして振り返ってみると、音楽と一緒に僕の『ポケモン』人生は彩られていたなと感じます。
●特に思い出深い音楽はありますか？
たくさんあるんですけど、ゲームだと『ポケットモンスター 金・銀』のコガネシティのBGMですね。それから、チャンピオン戦のBGMはどの作品も凝っていてめちゃくちゃ好きです！ 深い話になってしまうのですが、今でこそ技術が発達して無限に音楽を作り出すことができるけれど、当時は少ない手段や限られたバリエーションの中で、記憶に今もなお残り続ける“音楽”が生み出されていたことにすごく惹かれました。
●第56話「リコVSチリ！バトルの先に」で初登場となったグルーシャですが、交流戦後にリコに話しかける場面がありました。小林さんはどのような感想を持たれましたか？
初対面から厳しい言葉を投げかけていたので、リコも困惑していましたね…（笑）でも、相手がこどもだからといって優しくするのではなく、“対等”に接しているところに逆に彼の良さが見えました。
手心を加えるとか、こどもだから優しく指導してあげるのではなく、“強いトレーナーを目指すのであればその心持ちじゃいけない”ということをグルーシャはちゃんと見据えていて。それをリコに対しても初めから厳しく言葉をかけるところに、彼の「自分にも他人にも厳しい」という一面が見えて、僕はすごく好感が持てました。
●グルーシャの魅力を表現するために、お芝居で意識されたことや大切にされたこと、音響監督からのディレクションで印象的だったものがあれば教えてください。
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●厳しくしたくて言葉をかけるのではなく、リコを認めている部分があるからこその言い方になっているんですね。
リコにより強くなってほしい、甘い考えでは次に進めないんだというある種の優しさからきているので、そのニュアンスは出したいと思いました。心の根っこの部分では、ちゃんと優しさが通っている。辛辣ともとれる言葉の裏に込められた彼の本心が伝われば良いなと思って演じました。
●アニメ「ポケットモンスター」の収録現場の雰囲気はいかがでしたか？ また、「ポケモン」ならではだと感じた点はありますか？
バトルシーンで、最初はパートナーポケモンであるハルクジラに意識を向けてわざの指示を出していたのですが、そうではなく、バトルのときは常に相手のポケモンを見据え、そのポケモンに対して言ってほしいというディレクションがありました。
ただ茫然と立って指示しているだけではなく、パートナーと一緒に戦っているからこそ相手のポケモンに常に注力しなければいけない。“一緒に戦う”って確かにそういうことだよなと。ポケモンバトルの奥深さをディレクションから感じました。目の前の役に集中していたのがさらに視野が広がって、本当にバトルフィールドにいるように感じられて、楽しい現場でした。
●リコ役の鈴木みのりさんとの掛け合いは如何でしたか？
鈴木さんの声や芝居の熱量も相まって、リコそのもののまっすぐさ、「勝ちたい」という強い意志が感じられて、すごくお芝居していて気持ちがいいなと思えるような掛け合いでした。グルーシャはリコの強い意志に対して真っ向から挑むのではなく導く立場だったので、彼女の感情に思い切りのっかることができなかったんですが、だからこそ面白いというか。ジムリーダーの立場だったからこそ見えたものがたくさんありました。
●「勝ちたい」と熱量高く挑んでくる気持ちに応えたいけれど、グルーシャの役柄的に熱量を抑えるお芝居をしなければならないのは難しいところですね。
はじめは音響監督からも「必死すぎ！」と言われちゃいました（笑）パートナーポケモンたちに対してかける言葉のように、リコにかける言葉とは違うトーンで話すところは、自分でもそれなりに準備をしていたのですが、「次はこうやってみようか」というお芝居のアイディアがたくさん出てきて。それに対して役者も応えていくというのが、すごく楽しい時間でした。
●ドット、ロイに次いで、次はリコの応用テストです。グルーシャはリコの応用テストの対戦相手になるわけですが、このバトルの収録のご感想と、見どころのヒントをお教えください。
格上のグルーシャに対してどういう戦い方をするのか注目して見て頂きたいです。どうしてもタイプ相性があるので、ニャローテはこおりタイプに対して優勢というわけではない。この逆境の中でどのようにリコがパートナーポケモンと一緒に戦っていくのかというところがポイントかなと思います。リコのバトルを楽しみにして頂きつつ、グルーシャのテラスタルもぜひ、楽しみにして頂きたいなと思います。
●最後に、テレビアニメ「ポケットモンスター」を観ている方へのメッセージをお願いします。
収録をしていてすごく楽しかった、というのが率直な感想ですし、リコ役の鈴木さんの底力がみれたので、シンプルに掛け合いしていく中でも新しいリコの一面がみれて、より一層、彼女の今後の戦いが楽しみになってきたなという回でした。
グルーシャ役を任せて頂いたからには、サムくないバトルを皆さんにお届けできるように頑張りますので、是非リコとの戦いを楽しみにして頂ければと思います！
テレビアニメ『ポケットモンスター』
テレ東系にて毎週金曜よる6時55分から放送中！
8月30日（金）放送／第63話「氷の戦い！冷たい瞳のグルーシャ」
※一部地域では放送日時が異なります。
※放送内容は変更になる場合があります。
（C）Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku（C）Pokémon
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