エズミのユニセックスラインが登場 メンズ復活を望む声を受け

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2024年09月02日 11:41  Fashionsnap.com

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 江角泰俊が手掛ける「エズミ(EZUMi)」が、2025年春夏シーズンからブランド初となるユニセックスラインを始動した。ファーストコレクションは、エズミの取り扱い各店を中心に2025年1月から3月にかけて順次取り扱う。

 エズミは、3年前の2022年春夏シーズンまでメンズコレクションの「エズミ メン(EZUMi MEN)」を展開していたが、コロナ禍の影響で売り上げが伸び悩んだことから休止し、ウィメンズに注力してきた。一方で、現在ではコロナ禍も終息し、男性の顧客やメンズコレクションを取り扱っていたショップからも再開を望む声が増えてきたこと、顧客の中には夫婦やカップル同士が共用できるアイテムを選んでいく傾向があることなどを受け、ウィメンズコレクションの中で展開するユニセックスラインという形でメンズも手に取りやすいアイテムの展開を開始することを決めたという。
 エズミの今シーズンのテーマは、「風刺的なエレガンス」。コンテンポラリーアーティストのトム・サックス(Tom Sachs)、マウリツィオ・カテラン(Maurizio Catelan)、マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)のユーモアと風刺を通じて見る者に新たな視点を提供する作品に着想し、スタンダードなシルエットやディテールに新たな視点を加えたコレクションを展開する。
 ウィメンズ・ユニセックス共通で今シーズンを象徴するのは、マウリツィオ・カテランの馬の剥製を使用した作品からインスピレーションを得て製作した、フードをかぶると動物の顔のような造形があらわれる「アニマルフードベスト」(3万8500円)。このほかユニセックスラインでは、海軍下士官の制服に着想したCPOレザージャケット(16万5000円)や大きなポケットの中に小さなポケットが隠れているシャツ(4万6200円)、肩の後ろに小さなポケットがあしらわれたTシャツ(2万2000円)などをラインナップする。このほか、デニムアイテムには今シーズンから13ozの厚手の生地を取り入れ、ウィメンズのアイテムにも男性が取り入れやすいアイテムを増やすことでより幅広い客層から支持されるブランドを目指す。

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