東北は夏と秋のせめぎ合い 秋雨前線や台風の動きに注意 異例の残暑はいつまで?

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2024年09月11日 15:56  日本気象協会

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日本気象協会

東北は夏と秋のせめぎ合い 秋雨前線や台風の動きに注意 異例の残暑はいつまで?

この先の東北地方は、秋雨前線や暖かく湿った空気の影響で曇りや雨の日が多いでしょう。今週末と来週末の3連休は、各地で雨の降るタイミングがありそうです。厳しい残暑は18日(水)頃にかけて続きますが、秋の彼岸の頃には暑さが落ち着く予想です。暑さ寒さも彼岸まで。季節の変わり目で気温の変化が大きくなりますので、体調管理にお気を付けください。



●【前半】不安定な天気 南部を中心に厳しい残暑が続く


明日12日(木)は南部ほど変わりやすい天気で、気温が上がる午後はにわか雨や雷雨があるでしょう。局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨が降り、雨雲が予想以上に発達した場合は、福島では警報級の大雨となる恐れがあります。13日(金)から14日(土)にかけても南部では雨が降り、午後は局地的に激しい雨や雷雨となるでしょう。お出かけの際は、tenki.jpで雨雲レーダーの動きを確認するなど、空模様の変化に注意してください。

15日(日)は北部ほど雨が降りやすく、雨脚の強まる所があるでしょう。16日(月・敬老の日)は晴れ間の出る所が多く、まずまずのお出かけ日和になりそうです。17日(火)以降は秋雨前線が南下するため、雨の範囲が北部から南部へ広がる予想です。

この期間は夏の空気が優勢で、南部では最高気温が30℃以上の真夏日の日が多いでしょう。朝晩もあまり気温が下がらず、明日12日(木)と13日(金)は福島では熱帯夜となりそうです。昼夜を問わず、万全の熱中症対策が必要です。


●【後半】夏の空気から秋の空気へ そろそろ衣替えの準備を


19日(木)から22日(日・秋分の日)にかけては、秋雨前線や湿った空気の影響で広く雨が降るでしょう。前線の動きや活発の程度によっては、雷が鳴ったり雨脚が強まる恐れがあります。また、9月から10月は台風シーズンです。台風が近づいているときに秋雨前線が本州に停滞していると、台風からの暖かく湿った空気が前線の活動を活発化させるため、大雨災害をもたらすことがあります。今後も秋雨前線や台風の動きに注意が必要です。

23日(月・振替休日)から24日(火)にかけては、広い範囲で秋晴れとなる見込みです。まだ予報には幅がありますが、来週末の3連休のお出かけは最終日の23日(月・振替休日)が良さそうです。

この期間は秋の空気が優勢で、北部では最高気温が25℃を下回る所が多いでしょう。南部も暑さが落ち着き、20日(金)以降は厳しい残暑が続いている福島でも30℃に届かない予想です。朝晩は涼しい日が増えますので、重ね着などで上手く調節してください。


●秋の服装どうする?


日中は南部を中心に半袖シャツで過ごすことができますが、北部では長袖シャツの出番が増えるでしょう。朝晩はカーディガンやジャケットなど、羽織りものを着る機会が多くなりそうです。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。体調管理にお気を付けください。



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