秋元康プロデュース「WHITE SCORPION」が初のCDをリリース。最年少センター・HANNA「定期的に振り返って、ずっとエネルギッシュにやっていきたいな」

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2024年09月11日 20:10  週プレNEWS

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秋元康プロデュース「WHITE SCORPION」最年少センターHANNAインタビュー

9月11日、秋元康氏が総合プロデューサーを務めるアイドルグループ「WHITE SCORPION」が1stミニアルバム『Caution』をリリース。

昨年12月デビュー以来、彼女たちにとっての初のCD作品。念願となるこのタイミングで、デビュー直前にインタビューを行なった最年少メンバー・HANNAにあらためてインタビュー。今のWHITE SCORPIONについて語ってもらった。

* * *

――まずは初のCDリリースおめでとうございます!

HANNA ありがとうございます! 昨年末からずっと配信で楽曲を出してきたんですけど、やっぱりCDとして発売するのはメンバー全員の夢でしたし、ファンの方も「この曲だけはCDで発売してほしい」みたいなことをよく言ってくださってたんです。だからレッスン後にリリース決定を聞いたときは、11人みんなで「やった......!」って喜び合いました。

――現在高校1年生。一般的にはCDを買う世代ではないと思いますが、やっぱり配信とは違いますか。

HANNA 違いましたね。私もNewJeansさんが好きなのでCDを集めるんですけど、飾っていられるコレクションが増える感覚もあるというか。やっぱり形に残るって嬉しいんです。

――そんなミニアルバム『Caution』には、デビューから5ヵ月連続で配信リリースしてきた5曲のほか、『動く唇』『心が目を閉じる』といった新録2曲も収録されています。

HANNA CD化ということでより全員の気合いが込められた2曲です(笑)。『動く唇』は今までの私たちのように力強い楽曲で、「はっきりしない人に対して、もっと思ったまま答えようよ」ってメッセージを込めて歌っていて。『心が目を閉じる』は私たち初のバラード曲です。

――共感した歌詞はありました?

HANNA 『動く唇』の"美しい言葉の羅列を信じてはいないのよ"。ただキレイな言葉を並べただけじゃ何も伝わらないから、感情をそのまま言葉にしないといけないって意味だと思うんですけど。私自身は1年近くこうして活動していても、キレイに話すことがまだまだ苦手で。頭に浮かんだ言葉をパッと口にしているんですけど、だからこそ共感してしまうといいますか。

――なるほど。でも、昨年11月の活動初期のインタビューと比べると、かなり受け答えもスムーズになった気がします。

HANNA 本当ですか? 嬉しいです、成長です!(笑)。でも、この1年でメンバーの明るさに引っ張られて、だいぶポジティブで、あまり後悔しない人間になったと自分でも思っていて。だからパッと話せるようになったんじゃないかなと思います。

――ほかにこの1年で変わったことはありますか?

HANNA 初期は地元の兵庫から通いで活動してたんですけど、今は上京してきました。でもやっぱり東京は人が多くて大変ですね......。渋谷とか、基本的に行きたくないです(苦笑)。

――もともとインドアなタイプでしたよね。

HANNA そうですね。なので基本的にひとりで出かけることはほとんどなくて......。メンバーとならどこかに遊びに行くこともあるんですけど、レジやお洋服屋の店員さんとしゃべることができない人なので、そのあたりもメンバーに助けてもらってます(笑)。

――前回「趣味はゲーム」「友達とひたすら『スプラトゥーン』をしている」と話していましたが、今もお家で過ごすときはゲーム?

HANNA ゲームはゲームなんですけど、最近は「やる」より「見る」にハマっていて。配信者さんのゲーム配信や実況動画を見続けています。

――なんで「見る派」に?

HANNA 上京して気づいたんですけど、私、ゲームは誰かとやるから楽しかったんです(笑)。中学の友達はゲーマーが多くて、一緒にやれたからハマってたんだなって。あの頃、楽しかったなぁ......。あっ、いや、今も楽しいですよ。

――わかっています(笑)。身を置く環境も大きく変わったことのあらわれですね。

HANNA でも、そんな地元の友達たちもWHITE SCORPIONの活動をチェックしてくれているんです。この夏、テレビ東京さんの『テレ東ミュージックフェス』に出させていただいたときも、兵庫では観れないからわざわざTVerでチェックしてくれて、「友達が歌番組に出たなんて嬉しい!」って言ってくれて。やっぱり昔から応援してくれてる人がいるのは心強くて、ありがたいなと思いました。

――素敵な友達ですね。ちなみに、ご家族からは何か連絡ありました?

HANNA 同じようにその歌番組を見て、「お、もう有名人だね」って(笑)。

――それ、ちょっとイジられてません?

HANNA (笑)。でも私自身も、当日はきらびやかなスタジオのセットを見て、「ここまで来れたんだ」「楽しいな」って、緊張しながらもふわふわしてたんです。もっといろんな人に知ってもらって、また歌番組に呼んでいただけるように頑張らないとなと引き締まりました。

――この夏はTOKYO IDOL FESTIVALをはじめ、いろんなフェスにも出演していました。

HANNA 自分たちだけのイベントと違ってほかのアイドルの方がいるので、袖からパフォーマンスを見てすごく勉強になりました。あと、その中でWHITE SCORPIONがステージに出たときに、毎回少しずつお客さんの空気が変わるのを感じられて。

――空気が変わる?

HANNA かわいいアイドルがたくさん出る中で、かっこいい方向性の私たちのパフォーマンスや曲に驚いているような......。実際、この夏はフェスの特典会に「こんなカッコいいグループ、初めて見たよ」って言いに来てくださる方が多くて。それはすごく嬉しかったなぁって思います。

――先日は初のワンマンライブも成功。ファンも拡大中ですね。最後に、今、アイドルとして大切にしていることを教えてください。

HANNA 初心を忘れないって、きっと大切なんだろうなって思います。私、アイドルのドキュメンタリーを見るのが好きで、NewJeansさんや坂道シリーズさん、iLiFE!さん......といろんなグループのを見るんですけど。それでこの前、自分たちのオーディション「IDOL3.0 PROJECT」のドキュメンタリーを見返したんです。今ももちろん、メンバー全員元気よく前向きなんですけど、「あの頃はあの頃にしかないエネルギーがあったんだな」って思って。

――冒頭のCDの話で「形に残ること」についてお話ししていましたが、そういう映像が残っていて、さらに重なっていくって大事なことですね。

HANNA そうですね。定期的に振り返って、ずっとエネルギッシュにやっていきたいなと思いました。

〇HANNA
15歳 兵庫県出身 身長166cm
特技=新体操、ダンス 趣味=ゲーム
◯秋元康が総合プロデューサーを務める「WHITE SCORPION」の最年少。
9月11日(水)、グループ初のCD作品となる1stミニアルバム『Caution』をリリース。
公式X https://x.com/HANNA_whsp
公式Instagram https://www.instagram.com/HANNA_whsp_IG/

取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/篠田直人

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