旧優生保護法で不妊手術を強制されたとして、静岡県の女性2人が国に賠償を求めた裁判で、和解が成立しました。
静岡県に住む宮川辰子さん（仮名）と武藤千重子さんは、旧優生保護法のもとで障害があることを理由に不妊手術を強制されたとして、国に賠償を求める訴えをそれぞれ起こしています。
1審の判決は旧優生保護法が憲法違反だとして国に賠償を命じ、国側が控訴していましたが、東京高裁できょう（13日）宮川さんと武藤さんの裁判が開かれ、それぞれ国との和解が成立しました。
2人の代理人弁護士によりますと、国が2人に和解金1650万円を支払うことで和解が成立したということです。
武藤さんは報道陣の取材に応じ、「本当に肩の力が抜けた。これからは前を向いて過ごしていきたい」と語りました。
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