メゾン フランシス クルジャンの創業時に生まれた「APOM」が刷新　ジェンダーレスな香りに

　「メゾン フランシス クルジャン（Maison Francis Kurkdjian）」が、2009年のブランド創業時に生まれた「APOM オードパルファム」（70mL 3万9600円）をリニューアルして発売した。

　調香師 フランシス・クルジャンは、香りとは「他者に投影する私の一部」と例え、フレグランス名のAPOMは「A Part of Me（私の一部）」を意味しているという。画家や彫刻家、 作家が既存の芸術作品に手を加えるように、今回はクルジャンが自らの調香プロセスを再考し、新たなフレグランスとして生まれ変わる。
　リニューアルでは、共通のテーマで調香したプールファムとプールオムのフレグランスを1つに統合し、特定のジェンダーに向けたフレグランスではなく、APOMの香りを純粋に愛し、まとい、そして共有したいと願うすべての人々に向けて製作した。クルジャンは「私のメゾンでは、自身のレガシーを再構築する自由があります。新しいAPOMではプールファムの明るくセンシュアルな要素と、プールオムの恍惚とさせるエレガンスという両方の長所を融合させました」と語る。
　トップノートは華やかで透明感のあるネロリが立ちのぼり、それに続くミドルノートがフローラルで優しい香りをもたらす。静寂を届けるラベンダーと贅沢なオレンジブロッサムの絶妙なバランスのアロマを、バニラの繊細で温かみのある香りが包み込み、イランイランの陽気な香りでアクセントを効かせながら、ホワイトムスクの心地よい香りが全体の魅力を引き立てる。

■ブルーベル・ジャパン公式オンラインストア：ラトリエ デ パルファム