綱啓永、NHK初出演で『夜ドラ』主演の大役 高橋克典の言葉を胸にまい進 疲れが溜まるも「それが主役の宿命だ」

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2024年09月20日 13:28  ORICON NEWS

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NHK初出演で『夜ドラ』主演の大役を掴んだ綱啓永 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の綱啓永、久保史緒里、高橋克典が20日、都内でNHK夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』(毎週月〜木 後10:45、10月7日スタート)の出演者会見に参加した。

【全身ショット】黒のスーツスタイルを着こなす綱啓永

 綱にとって、初めてのNHK出演。これまでドラマの少しだけ出演することもバラエティー番組での出演もなかった。それだけに綱は「ドラマのNHK初出演で主演をやらせていただく。とてつもないプレッシャーで悩んだりもした」と振り返りながらも「村山さん(村山峻平制作統括)から顔合わせの時に『緊張や失敗を恐れないで、この現場を楽しみながら挑んでほしい』という言葉をいただいた。それが印象に残っている。今の軸として頑張っている。まだ撮影は残っていますが、最後まで全身全霊で五十嵐頼人を演じさせていただきます」と力を込めた。

 30年後の五十嵐頼人を演じる高橋とも息ぴったり。クセまで同じにしているそうで、この日も「今も座り方をまねしています」と笑顔で明かしていた。また、高橋からの言葉が忘れられないそう。綱は「克典さんから毎シーン刺激を受けています。せりふのない部分の間を埋めてくれるのは克典さん。僕が乗っかるだけで、そのシーンがよくなる。いつか自分がしっかりできるようにならないとな、と刺激を思っています」と明かす。

 芝居以外でも尊敬できる存在。「僕が現場で疲れを見せてしまった瞬間があったんです。そしたら克典さんが『啓永、大丈夫か?』と言ってくれた。『大丈夫です!』と言ったら、克典さんから『疲れるよな。でも、それが主役の宿命だ』という言葉をいただいた。克典さんからしたらなんでもない言葉かもしれないですけど、僕からしたらその言葉で『ヤバい!頑張んないと!』となった。今もメモに書いています」と秘話を明かした。

 綱は「お芝居でも、お芝居じゃない面でも克典さんに支えてもらっています」と最大の感謝を述べると、高橋は「何か後でおごるわ」と恥ずかしそうに照れ隠し。報道陣もほっこりした空気となっていた。

 主人公は、社会人10年目を迎える、市役所職員の五十嵐頼人(いがらし・らいと/綱)。堅実で安定志向の裏には、一寸先は大炎上のリスク社会で「失敗しない人生を送らなければならない」という根源的なプレッシャーがあった。そんな委縮する若者・頼人の前に現れたのは“未来からやってきた五十嵐頼人”だと主張するオジサン(高橋克典)。

 このオジサンの2054年仕込みの価値観と大胆な行動によって、今まで頼人自身がフタをしてきた、夢と仕事、友情と恋愛、結婚と家族といった、人生の宿題が一気に“ブッかまされる”。2054年の「未来」の価値観と2024年の「今」の価値観の摩擦に揺さぶられながら、頼人は人生を生き抜くことができるのか。

 久保は、頼人の恋人・筒井凜(つつい・りん)を演じる。服飾系の短大卒業後にアパレル会社に就職するが、病弱の母を気遣い、実家のクリーニング店に戻って働いている。

【あらすじ】
夜景の見えるレストラン。五十嵐頼人は恋人の筒井凜へのプロポーズ本番直前。これまで分相応に“手堅く安定に”できるだけ失敗を避けて生きてきた。そして今日、人生で一番“失敗できない日”を迎えている。今日を無事に終えれば、安定で平和な人生が手に入る。その矢先、突然現れた謎のオジサンにワインをかけられ、「プロポーズを中止しないと、大失敗の人生を送ることになりますよ」とブッかまされる。さらにオジサンは「自分は、30年後の五十嵐頼人」だと名乗り、このあと携帯に着信が入ることを予告。予告通り、電話の相手は高専時代の同期・清水だった…。

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