【台風情報】台風14号 奄美・沖縄地方では20日にかけ土砂災害に注意・警戒 台風15号は熱帯低気圧に 気象庁【今後の進路予想】

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2024年09月20日 15:24  TBS NEWS DIG

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台風第14号は日本から遠ざかりつつありますが、奄美地方と沖縄地方では、20日にかけて土砂災害に注意・警戒し、うねりを伴った高波に注意してください。

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気象概況

台風第14号は、19日15時には東シナ海にあって、1時間におよそ25キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。

台風第14号は、引き続き東シナ海を北西へ進み、日本から遠ざかる見込みです。

波の予想

奄美地方と沖縄地方では、20日にかけて、うねりを伴ってしける所がある見込みです。

20日にかけて予想される波の高さ
奄美地方 4メートル うねりを伴う
沖縄地方 4メートル うねりを伴う

奄美地方と沖縄地方では、これまでに降った大雨により地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。土砂災害に注意・警戒してください。また、うねりを伴った高波に注意してください。 

また19日に発生した台風15号は既に熱帯低気圧になりました。

テープで補強し「窓割れ」防止 側溝や排水溝は事前に掃除を

気象庁のHPによると、台風の発生数の平年値は1991年〜2020年の30年平均で、8月が5.7個、9月が5.0個となっています。

“台風シーズン”になる前に、しっかりと備えておかなければなりません。「ちゃんとやっている」という人もいるかもしれませんが、再度確認をしてみてはいかがでしょうか。

まずは、台風以外の災害でも役立つ「基本的な備え」を確認しましょう。

▼懐中電灯・携帯ラジオ
電池が切れている可能性があります。問題なく使えますか?

▼飲料水・食料
十分な量が確保できているかチェックしてみてください。

▼衣類・貴重品
いざというときのために、まとめておくと良さそうです。

▼カセットコンロ
料理などもできますので、あったら嬉しいアイテムではないでしょうか。

▼家族との連絡方法・避難経路の確認
いざというときの連絡方法や、家・職場周辺の避難場所、避難経路を確認しておきましょう。

「台風がやってくる」という場合、強風や断水への備えも必要です。

▼「窓割れ」を防ぐために養生テープやガムテープで補強
強風で飛んできた物があたって窓が割れる可能性があります。養生テープやガムテープの上から、ダンボールや木を重ねてさらに補強すると安心です。

▼飛ばされそうな物は家の中へ
「窓割れ」を防ぐためにも、屋外にある飛ばされそうな物は室内へ移動させましょう。

▼側溝・排水溝の掃除
雨が大量に降る台風の際は排水も重要です。周囲の側溝・排水溝に土や落ち葉、ゴミなどが溜まっているとうまく排水できませんので、掃除しておくと良いでしょう。

▼生活用水の確保
過去に、台風による被害で断水したケースもあります。生活用水を確保するために、台風接近前から浴槽に水を張って準備しておくことは有効です。

台風が去ったあとも油断は禁物 車のパンクや頭上に注意

台風が去っても車の走行には注意が必要です。
暴風によってガラスの破片や木の枝、がれきが散乱している場合があり、タイヤがパンクする危険性があるということです。

2018年9月に大阪に上陸した台風21号の際、タイヤのパンク被害は782件ありました(大阪府内 9月4日〜6日)。前年同期比で約3倍となっています。

JAFの広報担当は「台風通過後は、不要不急の運転を控えた方がいい」としています。

ほかにも台風通過後は、▼切れた電線の垂れ下がりや、看板などの落下にも注意が必要です。頭上をよく確認して歩くようにしてください。

また、▼台風一過で気温が上昇する場合が多く、熱中症にも注意が必要です。

台風が来る前から去った後まで注意して過ごしてください。

台風接近で熱中症リスク高まる?身近なものの活用で対策

また、台風の接近で熱中症のリスクが高まる場合もあるということです。

日本防災士会の正谷絵美理事によると、「シャッター・雨戸を閉め切るので換気ができなくなり、部屋に熱がこもりやすくなる」ためだということです。

▼冷凍したパック飲料を使って首や脇の下を冷やす
▼濡れタオル・水スプレー+ハンディファン・うちわを併用
→冷却効果が高まる

クーラーの調子が悪くなったり停電したりする可能性もあるので、知っておくと役立ちそうです。

「キキクル」で身の回りの危険を確認 警戒レベル4相当「紫」までには避難を

気象庁の「キキクル」では、現在地の浸水、洪水、土砂災害の危険度が、5段階の色分けでリアルタイムに確認できます。「レベル4までに必ず避難」と言われていますから、周囲に警戒レベル4にあたる紫色がある場合は避難する必要があります。

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