上田誠原案『デスゲームで待ってる』10.24放送開始 ドラマとマンガが同時に進むリベンジ系エンタメ

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2024年09月20日 17:11  クランクイン!

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ドラマ『デスゲームで待ってる』ロゴ (C)カンテレ
 カンテレと動画配信サービス・DMM TVのコラボによるドラマ『デスゲームで待ってる』が、カンテレ(関西ローカル)にて10月24日より毎週木曜24時25分放送、DMM TVにて同日より毎週木曜24時30分に配信されることが決まった。

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 本作は、“放送作家”から“デスゲーム作家”となった主人公によるリベンジを描くエンタメ作品。

 テレビ業界で一世を風靡(ふうび)するような番組を夢見る若手放送作家の戸村匠真。プロデューサーや先輩作家たちから理不尽な仕打ちを受ける日々を耐え忍んでいたが、ある日、致死量のワサビを食べさせて一般人を死亡させた番組の責任をすべてかぶせられる。“人殺し作家”というレッテルを貼られ、業界から干された戸村。途方に暮れていたところで、ある1人の女性と偶然出会い、新たに進んだ道は“デスゲーム業界”だった。そこは表社会の常識が通用しない、残虐性と企画性が物を言う世界で―。

 1月より“リベンジ”をテーマに4クール連続で放送しているカンテレ×DMM TVドラマ。現在放送中の『そんな家族なら捨てちゃえば?』に続く本作は、新たに放送と同タイミングでの漫画配信が行われることとなった。上田誠原案のオリジナルストーリーが、ドラマ・漫画と2つの媒体で同時に展開される。ドラマと漫画の同時展開はシリーズ4作目にして、カンテレドラマ史上初めての試み。10月18日より「LINEマンガ」ほかで漫画配信される。

 原案は劇団・ヨーロッパ企画代表・上田誠。脚本はヨーロッパ企画所属の諏訪雅が執筆する。漫画制作を手掛けるのは、デジタルコミック出版社・CLLENN(シレン)。作画は本作品が初の連載となる愛須メノウが担当する。

 原案の上田は「デスゲームが好きすぎて、デスゲームのバックステージものをやれることになりました」とコメント。「大学生のころ、エンタメを志してヨーロッパ企画を旗揚げしたのですが、まさかデスゲームの裏を共に支えることになるとは思っていませんでした。デスゲームで待ってます」と思いを明かしている。

 ドラマ『デスゲームで待ってる』は、カンテレ(関西ローカル)にて10月24日より毎週木曜24時25分放送、DMM TVにて同日より毎週木曜24時30分配信。

※上田誠らからのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■原案・上田誠

「デスゲームが好きすぎて、デスゲームのバックステージものをやれることになりました。僕は原案を担当してまして、それがマンガとドラマになります。普段は劇団をやっていて、ドラマや映画にもよく関わるのですけど、どの現場でもエンタメを作る裏ではちまちまとした創意工夫の積み重ねがあります。デスゲームの現場もきっとそうだと思いますし、制作会社だって大小さまざまあるでしょう。倫理や意義に悩むところだって同じです。ドラマの脚本は同じ劇団の諏訪さんです。大学生のころ、エンタメを志してヨーロッパ企画を旗揚げしたのですが、まさかデスゲームの裏を共に支えることになるとは思っていませんでした。デスゲームで待ってます」

■脚本・諏訪雅

「デスゲームというものはフィクションの世界にしか存在しないと思いますが、もしも、もしもですよ、“現実にデスゲームが存在するとしたら、きっとこういうことだったりするんだろうな”という、リアリティと、大胆なうそを織り混ぜ、デスゲーム制作会社のお仕事ドラマのような感覚で、書かせていただきました。デスゲームを取り巻く愛と復讐(ふくしゅう)の物語です。ドラマに出てくるデスゲーム自体も今までにない切り口でアプローチしました。デスゲーム業界の方もぜひ参考にしていただけたらと思います。デスゲームで待ってます」

■カンテレ・田中健太プロデューサー

「ひとつのストーリーがドラマとマンガで2つのメディアで同時に走り出すとどうなるか? 同じキャラクターが同じストーリーを歩んでいるはずなのに、両者で違った面白さを感じると思います。デスゲームというドラマではなかなか描ききれないテーマでもマンガなら存分に描ける。マンガでは難しい会話劇のテンポ感もドラマなら描ける。お互いの強みが相互に作用したり、補完し合う新しいメディアミックスをお届けできたらと思ってます。普段ドラマしか見ない人、マンガしか読まない人が、ドラマもいいじゃん! マンガもいいじゃん! となり、できるだけ多くの人に”デスゲームで待ってる”というコンテンツに触れてもらえたら、僕らがこのプロジェクトを始めた意義があると思います。ヨーロッパ企画さん、DMM TVさん、CLLENNさん、メディアプルポさん、カンテレ全ての力を総結集した唯一無二の“デスゲーム”でお待ちしております」

■DMM TV実写調達チーム マネージャー伊藤和宏

「カンテレとDMM TVの共同企画の第4弾は、同じDMMグループでもある、デジタルコミック出版社のCLLENNを加えた3社でとにかくおもしろいもの作ろう! とスタートしたメディアミックスプロジェクトです。カンテレさんが上田 誠さん発案の“デスゲーム作家による復讐劇”という斬新なストーリーを持ってきてくれたので是非やりたい! となりました。1つの原案から、ドラマとマンガはそれぞれどのようにストーリーが進んでいくのか…それぞれの特徴を生かした描写など、ぜひ違いを楽しんでください。両方見ればこの作品の奥深さを、さらに知ることができると思います」

■漫画制作・CLLENN代表取締役・石黒健太

「この度、私たちはヨーロッパ企画の上田誠氏が手掛ける原案をもとにした新たな挑戦に踏み出しました。関西テレビで放送されるドラマと、同じ原案から生まれるマンガを同時にリリースするという新しい試みです。このプロジェクトの最大の魅力は、ドラマとマンガの両方を楽しむことで、作品の世界観がより深く味わえる点にあります。私たちは、読者や視聴者が自分にとっての“特別な作品”に出会える機会を創出することを使命としています。それぞれの媒体が持つ異なる表現方法が、同じストーリーにどのような新しい息吹をもたらすのか、その違いを楽しんでいただきたいと思っています。また、メディアミックスの難しさを理解しつつ、常に新しい挑戦を続けることで、読者に作品との出会いの場を提供し続けてまいります。今後の展開にご期待ください」

■漫画作画担当・愛須メノウ

「まずは、昨年お声をかけてくださった株式会社CLLENN様、そしてヨーロッパ企画の上田様、ドラマ脚本の諏訪様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。初商業連載がまさかの映像化…! ということで、毎話とても緊張しながら執筆しております。毎回の担当さんとの打ち合わせでも、ドラマ版と漫画版との差異はできるだけ無くして…でも、それに囚われすぎず作家の味も入れるようにと、難易度は高いながらもとても身になるお仕事をさせていただいております。とにかく読者の皆様に読みやすく、また面白い! と思っていただけるような作品づくりを心がけ日々精進してまいります! 漫画版、ドラマ版共に『デスゲームで待ってる』をよろしくお願いします!」
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