「羽生さんは9月15日に石川県で開かれた『能登半島復興支援チャリティー演技会〜挑戦 チャレンジ〜』に出演しました。’11年の東日本大震災に被災した経験を持つ羽生さんは、同演技会を企画した地元テレビ局のオファーを『自分にできることがあればなんでもやりたい』と言って快諾し、今回、実現したといいます」(テレビ局関係者)
前日には北陸の小学生を対象にしたアイススケート教室を行い、子どもたちと触れ合っていた。
チャリティ活動に励む羽生結弦(29)だが、8月29日に発売されたムック本『羽生結弦 PROFESSIONAL Season2』では、ファンをざわつかせるような発言が……。
「インタビューの中で、“そもそもかっこいい振付とは?”と考える際に『最初にヤグディンの振付が浮かんできた』と話しています。さらに足の運び方なども『ヤグディンから影響を受けている』と明言しているのです」(ゆづファン)
ヤグディンとは’02年ソルトレークシティオリンピック金メダリストのアレクセイ・ヤグディン(44)のこと。
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「羽生さんが氷上の皇帝・ヤグディンの影響を受けたと公言したのは初めてのことだと思います。羽生さんの“憧れ”と言えばエフゲニー・プルシェンコ(41)ですから。7歳のときに見た’02年のソルトレークシティオリンピックで、ヤグディンに敗れ2位になったプルシェンコの演技を見て、リスペクトするようになったそうです。プルシェンコの滑りを何度も見てはまねしたといいます。
ただ、デビュー当時から羽生さんを見続けているファンの間では、“羽生くんの滑りはプルシェンコよりヤグディンに似ている”と言われていました」(スケート関係者)
羽生が影響を受けながらも、言及することがなかったヤグディンは、いわくつきの人物のようだ。スポーツ紙記者はこう説明する。
「’99年に出演していたアイスショーのツアーから、警備員やメディアに対する不適切な発言により追放されたことがありました。’03年にはアメリカで飲酒運転により逮捕されたことも……。
’22年5月には、羽生さんが北京五輪で跳び、回転不足ではあったものの、国際スケート連盟から認定を得ていた4回転アクセルを否定。さらにこれに抗議した羽生さんのファンを『話が通じない』と罵ったのです」
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今回、氷上のプリンスがヤグディンを参考にしていることを明かしたのには理由が。
「羽生さんは“スケート=生きている”と公言するほど、スケートに人生をささげてきました。またファンや家族から求められる清廉潔白な“ゆづ”のイメージにも相違がないように生きてきたのでしょう。
そんななか、勝負の世界から身を引き、プライベートでも、結婚、離婚を経験したことで心境に変化があったそうです。奇麗な“ゆづ”ではなく、自分の人生を生きていこうと考えを改めたといいます」(前出・スケート関係者)
■押さえつけていた“人間くさい”部分
離婚した翌月の’23年12月には、既に前兆が。羽生が自らオフィシャルスタッフのXを更新し、《酷い“妄想”とか、“想像”や“嘘だけ”で記事になっててびっくりします すごいですね 訴訟して勝ってもなにも良いことないのでしませんが》とつづったのだ。
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「ふだん、Xではファンへの感謝や、アイスショーへの意気込みなどを語っており、苛烈なメディア批判に驚きの声が上がりました。インスタグラムでも同日に、《10代の頃からずっと、嘘や妄想や、出会ったことすらない関係者さんの話で記事が出ますが…面白いですね》と胸中を告白していました」(前出・スポーツ紙記者)
今年になって、羽生の価値観にも変化が表れてきたようだ。
「幼いころからヤグディンの演技に影響されてはいたのでしょうが、羽生さんはプルシェンコに夢中でした。しかし心境が変化し、最近になって、ヤグディンがどれほど上手なスケーターであったかを理解することができるようになったといいます。
羽生さんが潜在的に押さえつけていた“人間くさい”部分がそうさせたのではないでしょうか。これからは少しやんちゃな一面も見せてくれることでしょう」(前出・スケート関係者)
7月19日に配信された「スポーツ報知」のインタビューで、30代を迎えるにあたり、《ファンの人たちが見てくれるからとか、僕にはスケートしかないからとか、そういうものだけじゃなくて、自分自身の中に常に、生きる芯みたいなものを、より明確に作っていきたい30代だとは思っています》と語っていた羽生。
三十路では、“ダメンズゆづ”が見られることだろう――。
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