10月のFIAモータースポーツ・ゲームスに日本のFIA-F4からHELM MOTORSPORTSの森山冬星を派遣へ

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2024年09月22日 12:00  AUTOSPORT web

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FIAモータースポーツ・ゲームスに参戦することになった森山冬星
 9月22日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションの坂東正明代表は、第6戦SUGOの会場でGTA定例記者会見に臨み、この中で10月23〜27日にスペインのバレンシアで開催されるFIAモータースポーツ・ゲームスに、HELM MOTORSPORTSからFIA-F4ジャパニーズ・チャンピオンシップに参戦している森山冬星を派遣すると発表した。

 FIAモータースポーツ・ゲームスは、2019年にSROモータースポーツ・グループがスタートさせたイベント。“モータースポーツ版のオリンピック”をテーマとし、初年度はGT3を使った『GT』、TCRを使った『ツーリングカー』、2025年からKYOJO CUPで使用されるF4シャシーを使った『F4』、カート、ドリフト、eモータースポーツなどのさまざまなカテゴリーを国別代表のドライバーが争い、上位3名にメダルを授与。各国のメダル数で上位を争う。

 2019年はイタリアで、2020〜2021年はコロナ禍で開催できなかったものの、2022年にフランスで復活。2024年はスペインのバレンシアを中心に開催されるが、今シーズンの開催に向け、6月にはJAF日本自動車連盟から各カテゴリー1名の選出枠の推薦を行うことが発表されていた。JAFからの選出カテゴリーとして選ばれていたのは下記のとおりで、各選出者は下記のとおりだ。

F4:森山冬星
GT:現在手続き中
ドリフト:多田康治
カートスプリントシニア:土橋皇太
カートスプリントジュニア:澤田龍征
カート耐久:JAFからの選出なし
eスポーツGT:武藤壮汰
eスポーツF4:JAFからの選出なし

 このうちF4については、JAFからFIA-F4ジャパニーズ・チャンピオンシップを運営するGTアソシエイションに養成があり、森山が推薦、派遣されることになった。選考にあたっては派遣要請があった直後の第3戦/第4戦鈴鹿の終了後のドライバーランキングを選考。モータースポーツ・ゲームスにおけるF4の参加資格は、参戦2年目までの選手という規定があったことから、昨年の成績も加味して森山が選出されたという。また参戦にあたっては、FIA-F4をサポートするOTG、ペトロプランもサポートする。

 現在21歳の森山は、ホンダ・レーシング・スクール鈴鹿を経て2023年からFIA-F4に参戦。HELM MOTORSPORTSに移籍した今季は第2戦富士で優勝を飾り、今季は第9戦終了時点でランキング4位につけている。

 モータースポーツ・ゲームスにおけるF4は、日本と異なりタトゥース製シャシーを使用。アルファロメオ製エンジンが組み合わされ、日本とは異なるパッケージとなっている。ここに“ぶっつけ本番”で挑むことになるが、ぜひ森山には日本人ドライバーの力をみせてほしいところ。なお、イベントはYoutube等で中継されるという。

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