1stフルアルバム『No.I』をリリースしたNumber_i(撮影:KOBA) (C)ORICON NewS inc. 平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太による「Number_i」の1stフルアルバム『No.I』(ナンバーワン)がきょう23日、リリースされた。ORICON NEWSでは、今作への思いや2023年10月の結成からこれまでの活動について、その原動力などを聞いた。
【ソロカット】クールな表情で決めるNumber_iメンバーたち ■1stフルアルバム『No.I』は名刺的存在 「バラ」「万華鏡」「シグネチャー」と表現
今作は、デビュー曲「GOAT」をはじめ、平野プロデュース楽曲「BON」、神宮寺プロデュースのアルバムリードトラック「INZM」(イナズマ)など初回生産限定盤は全13曲、通常盤は14曲となる。Number_i初となるソロ曲も収録。神宮寺のソロ楽曲「Bye 24/7」は、KEEN(C&K)、平野のソロ楽曲「透明になりたい」はVaundyがプロデュースを務めたほか、岸のソロ楽曲「Recipe」は岸が自らプロデュースした。
――アルバムのリードトラック「INZM」は、中毒性のある特徴的な楽曲でテレビやYouTubeなどで披露するたびに話題となっていますが、手応えはいかがですか。
神宮寺:やっと皆さんの手元に「INZM」が届いたことのうれしさと達成感があります。それと同時に、パフォーマンスをした際の皆さんの意見やMVの考察を楽しませてもらい、良かったなと思っております。
――Number_iとして初のソロ曲が収録されています。仕上がりはいかがですか。
岸:たくさんの方にサポートしていただきながら出来上がったので、胸を張ってリリースできる感覚です。
平野:満足のいく楽曲ですし、何より僕自身がすごく好きな曲になったので、この歌とこの気持ちを共有できるのを楽しみに待っています。
神宮寺:自分で歌って伝えたいことが1曲に詰まっているので、初めての経験ができて良かったと思っています。
――1stフルアルバム『No.I』をひと言で表すとしたら。その理由とともに教えてください。
平野:バラです。フローラルないい香りがする中でもトゲがあって、尖った僕たちも見られて、バラのいろいろな面とこのアルバムが似ているところあるんじゃないかなと思います。
岸:万華鏡です。
神宮寺:(独特な間に思わず笑う。)
岸:万華鏡っていろんなカラーがある中、ひとつになったときの美しさを描いているので。
平野:よしよし(岸の背中をなでながら)。
神宮寺:シグネチャーになったかなと思っています。「GOAT」「Blow Your Cover」「BON」全部入っていますし、自分たちがまだやったことない曲も入っていますし、いつも僕たちがやっているような曲もあるので、象徴となるアルバムになったかと思います。
平野:名刺的なね。
――『No.I』の推しポイントを教えてください。
神宮寺:リードトラック「INZM」やそれぞれがプロデュースしたソロ曲もあります。
岸:3人で作った曲も、ハイパーバンドバージョンもあります。盛りだくさんです。
神宮寺:どこから聞いたらいいかわからない人用に1曲目から順番も決めてあるので、ぜひ最初から聞いていただいて、何周もしていただいて、お気に入りの曲を見つけていただければと思います。
■音楽活動に達成感「準備期間を濃くすごせばすごすほど」 原動力を明かす
Number_iは、2023年10月に結成。グループ名には「オンリーワン」や「愛」、「応援してくださる方たちと共に歩んでいきたい」という思いが込められている。4月には、アメリカで開催された世界最大級の音楽フェティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』で「88rising」が主催する特別ステージ「88rising Futures」に出演し、話題となった。5月27日にはミニアルバム『No.O-ring-』(ナンバリング)をリリース。リードトラック「BON」のMVは、公開から2日で1000万回再生を突破するなど、注目が集まっている。
――1stフルアルバムは、Number_iとしての集大成第1弾とも言えると思います。活動開始から振り返っていかがですか。
神宮寺:何ヶ月も前から自分たちで準備して、細かいジャケ写のデザインなどいろんな過程を踏んでやっとワンパッケージ出せるので、そのたびに達成感がありました。たくさんの達成感があったなと思います。
平野:新曲を出すタイミングではすごく達成感を感じますし、神(神宮寺)も言っていましたが、準備期間を濃くすごせばすごすほど、世に楽曲が放たれたときの達成感がすごく大きいなと思います。iLYs(ファンネーム)の皆さんがこの楽曲を受け入れてくれたときも達成感を感じます。
岸:充実感が大きかったです。一つひとつの曲と向き合うのは楽なことじゃないですが、リリースした時にファンの方や僕たちに興味を持って聞いてくれた方のコメントや感想をいただくと、達成感もですし、反響が大きかったという意味で充実感がありました。
――今後の目標は。
神宮寺:もちろん、大きい目標もたくさんあるのですが、自分たちのこういう曲を出したい、こういう表現をしたいという思いを忘れずに、今のように自分たちが良い と思う曲を出し続けられることが目標です。簡単ではなく、難しいなと改めて思ったので、そういった心を曲げずに好きなものを届けたいというのが、これからの目標です。
平野・岸:うん(深くうなずく)。
――活動の原動力は。
神宮寺:聞いてくれたり、見てくれたりする方がいてこそ自分たちは曲を出したり作品を出したりすることができるので、原動力はそこです。
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