谷原章介、映画「侍タイムスリッパー」大ヒット祝福　旧知主演俳優に「こわおもだけど優しい男」

俳優谷原章介（52）が23日、メインキャスターを務めるフジテレビ系「めざまし8」（月〜金曜午前8時）に生出演。同世代で旧知の俳優山口馬木也（51）が主演する映画「侍タイムスリッパー」が、全国100館以上で公開される話題作になっているというニュースを報じ、祝福した。

「侍タイムスリッパー」（安田純一監督＝57）は今年7月、カナダ・モントリオールで開催された「ファンタジア国際映画祭」で観客賞金賞を受賞。東京の池袋シネマ・ロサだけの単館上映から出発して、いまや130館以上でロングヒットを飛ばして社会現象になっていることを番組で伝えた。

物語は、幕末に生きる侍が現代の時代劇の撮影所にタイムスリップして、“斬られ役”として奮闘する異色のコメディー。低予算で爆発的ヒット作品となった映画「カメラを止めるな！」（2017年）の再来と話題になっている。

制作スタッフは10人足らずで、安田監督は米農家との兼業監督で、撮了した時点での銀行残高は7000円と私財をほとんど投入して作り上げた作品だった。脚本も安田監督で、21年に77歳で亡くなった、斬られ役として知られる福本清三さんに主演依頼をしていた。福本さんの遺志もあって、映画関係者が撮影所などの使用を快諾してくれて完成したという。

谷原は「主演の山口馬木也くんとはずっと何度も共演していて、こわおもなんですけど、すげぇ優しい男なんですよ。それが初の主演で、こんなに話題になってるんで、ホントにうれしいです」と話し、「馬木也、本当におめでとう」と結んだ。