【宝塚】星組トップ礼真琴来夏退団　歌、ダンス、芝居群抜く技量　黄金95期首席入団

宝塚歌劇団は23日、星組トップ礼真琴が、来年8月10日付で退団すると発表した。礼は、24日に大阪市内で退団会見を開く。退団公演は来年4月19日開幕の「阿修羅城の瞳」「エスペラント！」公演。同公演の東京宝塚劇場千秋楽をもって退く。

星組は前日22日に、トップ娘役舞空瞳の退団公演「政界コメディ『記憶にございません！』−トップ・シークレット−」「Tiara Azul−Destino−（ティアラ・アスール　ディスティーノ）」の兵庫・宝塚大劇場公演千秋楽を迎えたばかり。礼は、舞空を本拠地から送り出していた。

礼は09年、首席入団の95期生。星組に配属され、歌、ダンス、芝居すべてに比類なき技量で早々に注目。13年「ロミオとジュリエット」で新人公演に初主演し、14年全国ツアー「風と共に去りぬ」でヒロインのスカーレットを好演した。

19年10月、11年目で星組トップにスピード就任。同末「ロックオペラ　モーツァルト」でトップ初主演。21年「ロミオとジュリエット」、昨年は「1789−バスティーユの恋人たち」などに主演。同公演後に休養期間を設けた。

今年1月開幕の「RRR×TAKA“R”AZUKA〜√Bheem〜」「VIOLETOPIA」で復帰。インド映画をもとにした芝居では、暁千星との高速ダンスでファンを驚かせた。

今後は舞空サヨナラ公演の東京宝塚劇場公演開幕が10月19日に控え、12月1日に千秋楽。その後は来年1月、日本武道館公演「ANTHEM−アンセム−」を予定。同4月19日に宝塚大劇場で開幕する「阿修羅城の瞳」「エスペラント！」が退団公演になる。

「阿修羅城の瞳」は、劇団☆新感線の代表作のひとつで、宝塚歌劇とは初のコラボレーションとなり、注目を集めている。

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◆礼真琴（れい・まこと）12月2日、東京都生まれ。09年、95期首席入団。星組配属。当初から歌、ダンス、芝居ともに秀で、14年全国ツアー「風と共に去りぬ」でヒロインも。19年10月、11年目で星組トップにスピード就任。同末「ロックオペラ　モーツァルト」でトップ初主演。21年には、新人公演で主演した「ロミオとジュリエット」でもトップとして主演した。