INI、自身最多11都市めぐるファンコンサート開幕　3日間で2.6万人が熱狂「絶対にまた会いましょう」【ライブレポート】

　11人組グローバルボーイズグループ・INIが、21日・22日・23日に神奈川・ぴあアリーナMMでファンコンサート『2024 INI FAN-CON TOUR[FLIP THE CIRCLE]』を開催。自身最多全国11都市をめぐるファンコンサートを開幕させ、３日間で約2.6万人を動員した。

　ツアータイトルの「FLIP THE CIRCLE」には、INIからMINI（ファンネーム）、MINIからINIという想いがひとつの輪になってなり、例年のコンサートでできた輪を“めくる、ひっくり返す”ことでいつものコンサートとは違った一面を届けるというテーマが込められている。MINIが見たいものをINIが今できる最大限のエンターテイメントで返すファンコンサートとして、特別なセットリスト・演出で臨んだ。

　開幕を前に「LOUD」が流れると、MINIはペンライトで反応。心地の良い音圧とレーザーの中、赤い糸に絡まれたメンバーが登場すると、大歓声で迎えた。スタートは「DILEMMA」。2022年リリース当時からは、コレオグラフィーを再構築した大人の「DILEMMA」を披露すると、モノクロ演出でも感じられる表現力の進化を見せつけた。

　そんな「DILEMMA」の衝撃に浸る間もなく、「MORE」「Dramatic」「LEGIT」をメドレーでパフォーマンス。藤牧京介の「そんなもんじゃないだろ、横浜！」のあおりで盛り上がりは最高潮に。「FANFARE」では火花演出を交えて、熱く盛り上がった。

　パフォーマンスとは一転、MCでは好きな中華料理でワチャワチャと盛り上がるお茶目な一面も健在。続く「10 THINGS」「TELEVISION」では、トロッコに乗ってMINIのもとへ。サインボールを投げ、MINIとのコミュニケーションを楽しんだ。

　同グループが出演する東京FM系列ラジオ番組『From INI』（毎週金曜　深1：00〜深3：00）にちなんだ「フロイニ」コーナーも実施。MINIとの距離も近い公演となった。

　最新シングルのタイトル曲「LOUD」はもちろん、「FANFARE」「Rocketeer」など人気曲をパフォーマンスしたINI。久しぶりの披露となる「Brighter」では、感極まるMINIも。「Whatever Happens」「T-Shirt」を初披露したほか、ファンコンサートのためのオリジナル曲「BREATH」「Howlin'」は「Sun」「Moon」のユニットに分かれて、パフォーマンスした。

　アンコールでは、西洸人の「きょう皆さんと出会えたことをここに残したいので、写真撮っても良いですか？」というかけ声で、チャーハンポーズを即席で考案し、記念撮影も行った。最後に、尾崎匠海は「もっとやりたいですよね。さびしいですね」と名残おしげ。木村柾哉は「大事な祝日を一緒にすごせて楽しかったです。また来いよ！右向いて！左向いて！上向いて！柾哉見て！照れるな〜、そんな見られると。これからもずっとMINIでいてください」とユニークさを交えながら呼びかけ、田島将吾は「絶対にまた会いましょう」と誓った。