INI、11人の個性とMINIが融合「これからもずっとMINIでいてください」会場大歓声

グローバルボーイズグループ「INI」が23日、神奈川・ぴあアリーナMMで、グループ最多となる全国11都市をめぐるファンコンサート「2024 INI FUN−CON TOUR『FLIP THE CIRCLE』」神奈川公演を開催した。

赤を基調にしたライティングの中、11人がロープにつかまり登場すると会場は大歓声に包まれた。オープニング曲「DILEMMA」はスローかつヘビーなチューン。同曲に乗った切れあるダンスでいきなり観衆を圧倒した。3曲目前に「そんなもんじゃないだろう、横浜！」と会場をあおると、炎が飛びかう演出のステージで激しいダンスを披露した。

木村柾哉は「MINI（ファンの呼称）、盛り上がっていますか？　今日はようこそ！　ホントにみなさん久しぶりだね。会いたかったです」と客席に語りかけた。その後メンバーそれぞれが自己紹介し、今回のツアーに込められ思いを「INIからはMINIに楽しんでもらい、MINIからはINIを応援してもらうループ、円を作って、それをFLIP、ひっくり返すと、また違ったパフォーマンスを見ることができるということです」と説明した。

激しいダンスパフォーマンスはもちろん静かに聞かせる歌唱力もあり、グループとしての幅の広さを見せつけた。また、本ツアー用に用意したユニット曲も披露した。

最後のMCで木村は「3年越しに戻って来られてうれしいし、違う感覚で立ててうれしい」とし「ずっと知っている人も、途中から知ってくれた人も大好きなので、これからもずっとMINIでいてください」と話すとMINIは大歓声で応えた。

松田迅は「明日火曜は『さんま御殿』に出ますので、見てください！　頑張ってしゃべったので、一緒にみましょう！」と訴えた。

約2時間半のライブでは、初披露となる「Whatever Happens」「T−shirt」など全21曲を披露。11月に鹿児島、沖縄で開催するアフターパーティーの開催決定も発表した。

INIはサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生した池崎理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、高塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅の11人組。21年にシングル「A」でデビューし、同年「2021 Mnet Asian Music Awards」でFavorite Asian Artistを受賞。今年6月にリリースした6thシングル「THE FRAME」はグループ初のミリオンを記録した。