バルサ、テア・シュテーゲンの検査結果を報告…右膝膝蓋腱完全断裂で8カ月離脱が濃厚に

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2024年09月23日 20:36  サッカーキング

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バルサの主将&絶対的守護神のテア・シュテーゲン(撮影は第2節アスレティク・ビルバオ戦) [写真]= Icon Sport via Getty Images
 バルセロナは23日、同クラブに所属するドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの負傷状況を報告した。

 テア・シュテーゲンについては、22日に行われたラ・リーガ第6節ビジャレアル戦(○5−1)に先発出場していたものの、1−2で迎えた前半終了間際、ハイボールを処理しようとジャンプした後、着地の際に右ひざを負傷。プレー続行は不可能となり、スペイン人GKイニャキ・ペーニャとの交代を余儀なくされ、状態が心配されていた。

 スペイン『ムンド・デポルティーボ』や『マルカ』などの大手メディアによって、右膝の膝蓋腱を完全断裂した可能性があることが指摘されていたが、ビジャレアル戦から一夜が明け、クラブより正式な検査結果が明かされた。既報通り、テア・シュテーゲンは膝蓋腱を完全断裂しており、現地時間の午後に手術を受ける予定だという。

 現時点でクラブから離脱期間は明かされておらず、手術完了後、さらなる情報が届けられる予定だ。なお、前記の複数メディアによると、テア・シュテーゲンは約8カ月ほど離脱を強いられる見込み。事前に予想された最悪の事態が的中する形となり、2024−25シーズン中の復帰は難しいと見られている。


 現在32歳のテア・シュテーゲンは、2014年夏にバルセロナへ完全移籍加入。当初は元チリ代表GKクラウディオ・ブラボがラ・リーガで正守護神を務め、テア・シュテーゲンはチャンピオンズリーグ(CL)を含めたカップ戦に出場していたものの、ブラボが退団した2016−17シーズンからは完全なる正GKに定着した。今季からはキャプテンにも就任。例年通り開幕から正守護神の座に君臨しており、ここまで行われたラ・リーガ6試合、CLの1試合でゴールマウスを守っていたが、無念の長期離脱が決定。CLの開幕戦こそ落としたものの、ラ・リーガ開幕6連勝とロケットスタートを切ったバルセロナにとって、大きな痛手となった。

 また、テア・シュテーゲンの離脱は、ドイツ代表にも少なくないダメージを与える。バイエルンに所属するGKマヌエル・ノイアーが今夏に開催されたEURO2024をもって代表を引退したことで、満を持してテア・シュテーゲンが正GKの座を掴み、9月のインターナショナルマッチウィークでは2試合ともにゴールマウスを守っていた。しかし、来年6月頃まではピッチから離れることが濃厚となり、自身にとっても、チームにとってもショッキングな負傷となった。

 なお、バルセロナでは現在、ケガ人が相次いでいる。長期離脱が続いていたスペイン代表MFガビ、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングはトレーニングの一部に合流したと伝えられているものの、依然としてウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、U−17スペイン代表MFマルク・ベルナル、U−21スペイン代表MFフェルミン・ロペス、スペイン代表MFダニ・オルモらが戦線離脱中。多くの主力がピッチを離れているなか、絶対的守護神のキャプテンまでもが負傷者リストに名を連ねることとなってしまった。


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