10年以上前に離婚を経験して、シングルマザーとして暮らしています。
現在は息子であるハルマと2人暮らし。ハルマもいつのまにか中2になり、家事などをよく手伝ってくれます。親の私が言うのもなんですが、心やさしい子に育ってくれました。
そんなある日、私がお金の管理をしていると、あることに気付きました。
元夫であるヤスヒロから振り込まれてくるはずの養育費が、なぜかいつもより少ない額なのです。
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私はハルマに事情を話しました。
「お父さんからの養育費、払われてはいるんだけどいつもより額が少なくてね。電話したんだけど、繋がらなかったの」
すると、ハルマは次の面会のときに自分から父親に交渉してみると言ってくれました。私は、子どもにこんなことをお願いしていいものか……とも思いましたが、ハルマに任せてみることにしたのです。
しかし……父親との面会を終えて帰宅したハルマは、とても怒っていたのです。
ヤスヒロと離婚したのは10年以上前。
今まできちんと養育費が振り込まれていたのに、突然何の連絡もなく減額されていて驚いてしまいました。
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私が困っていると、ハルマが「面会のときにオレが直接聞いてみる」と助け船を出してくれました。
中学生のハルマを頼るのは申し訳ない気もしましたが、今回はその申し出に甘えることに。
しかしハルマはウンザリした顔をして帰ってきたのでした。
【第2話】へ続く。
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