音楽プロデューサー新田和長「アーティスト伝説」出版 加山雄三から「焼き肉連れて行ってやる」

0

2024年09月25日 05:02  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

収録に参加した、左から西村知美、新田和長氏、森田健作、酒井法子

加山雄三、オフコースらの楽曲を手がけた音楽プロデューサー新田和長氏(79)が、単行本「アーティスト伝説−レコーディングスタジオで出合った天才たち−」を出版した。俳優森田健作(74)がパーソナリティーを務めるNACK5「青春もぎたて、朝一番!」(10月6日午前6時30分)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(同7日午後6時20分)にゲスト出演。このほど、都内で収録が行われた。


「アーティスト伝説」について、新田氏は「アーティスト、作詞家、作曲家、編曲家、エンジニア、もの作りの現場を書きたかった。音楽は1人じゃ作れないんです」と話した。


新田氏は早大在学中にフォークグループ、ザ・リガニーズを結成して、1968年(昭43)年の「海は恋してる」が10万枚超えのヒット。69年に東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)に入社。上司に直訴して、ファンだった加山雄三(87)の担当となった。「中華屋で初めて会って、2人っきりになった時に、何を話していいか分からなくて『加山さん、何かコンプレックスはあります』と聞いてしまったら『僕はコンプレックスだらけの人間です』と返ってきてビックリしました」と振り返った。新田氏は30歳、加山は38歳の時だった。その後は自宅に招かれた。新田氏は「後から振り返れば夢みたいなことだけど、その時は無我夢中でした」と話した。


その後は公私にわたり、加山と交流を続けてきた。「4年前に加山さんの2カ月後に脳梗塞になったら『お前、そこまでまねしなくていいぞ』って言われました。時々、散歩のお供をしています」と振り返った。森田から「最高の人生ですね」と言われると「仕事と思ったことないですからね」。「アーティスト伝説」を読んだ加山からは連絡をもらった。「電話がかかってきて『新田、いい本だな。焼き肉に連れて行ってやる』て言われました」と笑顔を見せた。

    ニュース設定