義母の訪問は、子どもたちもとても喜んでいます。
義母は子どもたちと遊んだり、私が出したお茶菓子などを食べて過ごします。
夫は義母と会話をしながら、リラックスした様子で過ごしています。
子どもたちも笑顔に溢れ、楽しそうな雰囲気のなか、私だけが終始緊張して過ごしているのです。
義母の提案で、夕飯はたいてい外食かデリバリーで済ませることが多いのですが……。
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義母は夕飯を食べると、我が家から車で30分ほどの距離にある義実家に帰ります。
義母は別に嫌な人ではありません。
むしろ子どもたちのことを大切にしてくれるし、私に対しても気をつかってくれていると思います。
しかし、夫や娘たちが「家族」として義母を受け入れている輪の中に、私は入っていくことができません。
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気をつかって疲れてしまうし、せっかくの休日が台無しになってしまうのです。
こんなことならば、新居に越す前の方が楽で良かった。
そんな風にすら考えてしまうのでした。
【第2話】へ続く。
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