東京国際映画祭、新人監督発掘「テイクワン賞」Amazonプライムビデオ都合で3年で打ち切り

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2024年09月25日 16:18  日刊スポーツ

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第37回東京国際映画祭ラインナップ発表記者会見に登壇した市山尚三プログラミング・ディレクター(左)と安藤裕康チェアマン(撮影・村上幸将)

第37回東京国際映画祭(10月28日から11月6日まで開催)ラインアップ発表記者会見が25日、都内で開かれた。質疑応答の席上で、同映画祭がAmazonプライムビデオと共催し、新たな映画作家の発掘、育成に取り組む、23年まで3年、続けてきたAmazon Prime Videoテイクワン賞が終了したことが明らかになった。


安藤裕康チェアマンは「Amazonプライムビデオと3年間、続けてきて、スポンサーのご都合で3年でいったん、休止しようと」と説明した。


今回の映画祭では、初年度の21年にAmazon Prime Videoテイクワン賞を受賞し、Amazonスタジオとの長編映画製作を模索する機会が提供された、金允洙監督(キム・ユンス)の長編初監督作「あるいは、ユートピア」、23年に同賞を受賞し、長編映画の製作を模索し、脚本開発に取り組む機会も提供された、ヤン・リーピン監督の別企画となる長編映画「雲ゆくままに」が、Nippon Cinema Now部門で上映される。同チェアマンは、同賞から羽ばたいた新人の作品が、映画祭で上映されることも踏まえ「1回、一区切りにしようというのが経緯」と語った。


市山尚三プログラミング・ディレクターは「来年度、新しい人を発掘する試みをやろうと考えているが、まだ決まっていない」と説明した。

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