MBS前田春香アナ、視聴率好調の「よんチャンTV」と「ともに成長していきたい」

MBSの前田春香アナウンサー（26）が25日、大阪市の同局で行われた秋の改編記者発表会見で司会を務め、自身が出演する「よんちゃんTV」（月〜金曜午後3時40分）への意気込みを語った。

同局の総放送時間に対する改編率は8・4％にとどまった。田淵伸一総合編成局長は「昼帯に関しては大相撲がなければ独走」とし、「イジる必要がなかった」と胸を張った。

21年3月にスタートした同番組も視聴率獲得に大きく貢献しており、年内最後の放送となる12月27日には、高校生とコラボして番組初となるイベントを開催。また、25年には大阪・関西万博と連動した大型企画をスタートさせる予定となっている。

前田アナはパリオリンピック（五輪）で現地から和服姿で中継。「センスありますね」と声をかけられると、扇子をプレゼントしていたが、「パリ五輪では、我々は取材パスがないので他局とは違う取材をしました。競技を1度も見ることなく取材を終えましたが、パリの違った視点からの情報を伝えることができました。そういった独自目線もよんチャンTVの強み。そこを大事にしていきたい」と番組の独自性をアピール。

続けて「私が入社したときに、よんチャンTVがスタートしました。よんチャンTVとともにアナウンサーとしても成長していきたい」と力を込めた。

また、同局は事実と異なる放送があり、放送倫理・番組向上機構（BPO）の審議入りしたバラエティー「ゼニガメ」（水曜午後8時）について「放送した責任は毎日放送にある。視聴者の皆さまにもおわび申し上げる」と改めて謝罪した。

社内調査の結果、「毎日放送の制作過程に問題はなかったので、放送を再開する判断をした」と説明し、今後も月1〜2回程度、2時間番組として放送していくとした。