神田正輝、ダジャレにかける奥深い思い明かす 草野仁から引き継いだ重圧も 最後の「旅サラダ」

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2024年09月28日 09:19  日刊スポーツ

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グアム旅を満喫した(左から)松下奈緒、神田正輝、勝俣州和(C)ABCテレビ

俳優神田正輝(73)が28日、27年半にわたり携わってきたテレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」(土曜午前8時)の最終出演を迎え、ダジャレへ込めた思い、先人の名司会者・草野仁から引き継いだ当時のプレッシャーを明かした。


この日は「グアムSP 神田正輝卒業の旅へ」と題したロケへ。松下奈緒、勝俣州和とグアムを旅した影像が中心となった。


グアム旅のVTRでは、ミリタリーショップを訪ね「(陳列棚数え)1、2…10段(銃弾)」。超特大サイズの菓子を見て「これは、誰にもあげられない。ごメントス!」。外観を望めるレストランで、勝俣が「これからサンセットだ。サンセット!」とはしゃぐと、「2セットぐらいだね」などとダジャレを連発。


また、過去影像も放送され、小樽を訪ねた際には「今日はなぜか小樽におったる」などと発する“名場面”も放送された。


これらを見ながら、神田はダジャレへの思いに言及。「笑ってくれればいいんだよ。反応してくれなくていい。スルーしてくれていいんだ」と言い、続けて「時が止まってくれればいい。(笑わなければ)緩んでるぞってことだぞ」と隠された意味を説いた。


これには松下、勝俣も神妙に聞き入り、さらに神田は、松下に「奈緒が来てくれて。最初、大変だったと思うけど」と、神田のダジャレを受けて返す術にたけた松下をねぎらった。


そして、さらにダジャレへ込めたさらに奥の思いを口にした。


「ちゃんとばっかりやってると堅苦しくなって。草野さんが一生懸命ちゃんとやってきたのを、どうしたらいいかって。草野さんに絶対かなわない。もう壊すしかない」


名司会者の草野仁から受け継いだ番組へのプレッシャー、個性の発揮法に思案を重ね、オリジナリティーを出すことのひとつが「ダジャレで空気を変える」ことだった。


「でも、旅の番組だから旅はしっかり引き継ぎたい。『兼高かおる世界の旅』とかさ、僕が子供のころ見た旅番組で、旅にあこがれるんですよ」と言い、真髄を保ったまま、番組を受け継いでいく方法に心を砕いた27年半だったと振り返っていた。

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