ダブル台風 関東などへの影響は 台風18号は2日〜3日頃 強い勢力で沖縄に接近か

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2024年09月29日 06:28  日本気象協会

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日本気象協会

ダブル台風 関東などへの影響は 台風18号は2日〜3日頃 強い勢力で沖縄に接近か

台風が相次いで列島に接近。台風17号は10月1日(火)から2日(水)にかけて関東の東や三陸沖を進む予想。台風18号は強い勢力で、10月2日(水)〜3日(木)頃に沖縄に接近するおそれ。接近前から高波にご注意を。



●台風17号 10月1日〜2日は暴風域を伴って北上


台風17号は、今日29日(日)午前3時現在、小笠原近海を1時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。明日30日(月)にかけてやや発達しながら北上。10月1日(火)は暴風域を伴って、八丈島の南の海上へ進むでしょう。その後、2日(水)は三陸沖を北よりに進み、3日(木)は千島の東海上で温帯低気圧に変わる予想です。

小笠原諸島は、明日30日(月)にかけて、台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気が流れ込み、雷を伴った激しい雨が降る所があるでしょう。予想降水量(多い所)は、明日30日(月)午前6時までの24時間に100ミリ、10月1日(月)午前6時までの24時間に80ミリとなっています。また、明日30日(月)にかけては、最大風速15メートル、最大瞬間風速25メートルと予想され、風に向かって歩けないほどの強い風が吹くでしょう。土砂災害に注意・警戒し、強風やうねりを伴った高波に注意してください。

台風17号は、関東や東北からは離れた所を進む可能性が高いものの、進路によっては台風本体の雨雲がかかるおそれがあります。また、暴風域を伴って近づくため、海上を中心が強まるでしょう。


●台風18号 接近前から強風や高波に注意


台風18号は、今日29日(日)午前3時現在、フィリピンの東にあってほとんど停滞しています。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、風速25メートル以上の暴風域を伴っています。

明日30日(月)には強い勢力に発達し、沖縄の南を北上するでしょう。発達のピークは10月1日(火)とみられますが、10月2日(水)から3日(木)頃にかけて、暴風域を伴って強い勢力を保ったまま沖縄に接近するおそれがあります。

沖縄では台風が接近する前から風が強まり、海上は次第にしけるでしょう。明日30日(月)に予想される波の高さは、先島諸島で4メートル。10月1日(火)に予想される波の高さは、先島諸島で5メートル、沖縄本島地方で3メートル。いずれもうねりを伴う見込みです。10月1日(火)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、先島諸島で17メートル(30メートル)となっています。強風やうねりを伴った高波に注意してください。

台風の進路等によっては、沖縄本島地方でも10月2日(火)から3日(水)にかけて、暴風や警報級の大雨、警報級の高潮となる可能性があります。最新の情報を確認し、台風への備えは早めにしてください。


●高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで


台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。



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  • 10月上旬は、行事が 目白押し。東に、それて行ってほしい。気温は、高いながらも 涼しく感じられる。一年で、一番いい時期かも。
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