落語家の三遊亭王楽さん(46)が来年2月に七代目三遊亭円楽を襲名することが決まり、30日、東京都内で記者会見を開いた。「大名跡で大変な重圧だが、精進したい」と覚悟を示した。
王楽さんは三遊亭好楽さん(78)の長男。2001年に五代目円楽さんに入門し、09年真打ちに昇進した。師匠の五代目と、兄弟子に当たる六代目(22年死去)は、共に人気演芸番組「笑点」の司会者やレギュラー出演者として親しまれた。王楽さんは「顔と名前を知らない国民がいないほどのビックネーム。名を風化させないために、継ぐのは今しかなかった」と決意を語る。
会見には好楽さんも同席。「(名を)大きくするのも小さくするのも当人の心構え。ぜひこれからも応援していただければ」と息子を思いやった。
七代目三遊亭円楽襲名が決定し、記者会見で笑顔を見せる三遊亭王楽さん=30日午後、東京都千代田区
七代目三遊亭円楽襲名が決定し、五代目と六代目の写真が飾られた演台上で記者会見する三遊亭王楽さん(左から2人目)=30日午後、東京都千代田区