「課題、今後に生かしたい」＝藤井七冠が記者会見―将棋

　王座戦２連覇を果たした藤井聡太七冠が３０日夜、京都市内で記者会見し、「（今期王座戦は）中終盤の形勢判断の難しい将棋が続いた。その中で手応え、課題が見つかったので、今後に生かしたい」と振り返った。

　タイトル獲得を通算２５期に伸ばしたことについては「（通算９９期の）羽生（善治）九段や（同８０期の）故大山（康晴）十五世名人のすごさを改めて感じる」と語った。

　開幕が間近に迫った竜王戦７番勝負の挑戦者の佐々木勇気八段については「最近は鋭さに加えて手厚さもあって、非常に充実されている印象がある。佐々木八段と２日制の対局をするのは初めてなので非常に楽しみ」と述べた。